ピアノを習い始めて一年

私がピアノを習い始めて一年が経過しました。

現在も続けていますが、一年間の結果を振り返ってみたいと思います。

ピアノを習い始めたのは2022年8月中旬からです。

全くの初心者で、鍵盤にどの指を置くか、楽譜が上の段と下の段に分かれているのはなぜか?というレベルからスタートしました。

 

 

2022年9月下旬からは自分の成長記録を残すため、Youtubeを始めました。

現在まで、週1回の演奏動画の投稿を続けており、50本を超えました。

◆ピアノ初心者の40代鍼灸マッサージ師の成長記録
https://www.youtube.com/@nishigahara4-piano


習い始めの頃と演奏を聴き比べると少しだけ上達しているような気がしますが、まだまだ拙い演奏のままです。

 

 

先生とのレッスンでは課題曲として、以下の曲を練習してきました。

カエルのうた、聖者の行進、茶色の小瓶、オーラリー、リパブリック、枯葉、テネシーワルツ、エーデルワイス、アメージンググレース、私のお気に入り、家路、星に願いを、美しく青きドナウ、木星

上記以外にも、童謡やアニメ、ディズニー関連の簡単な楽曲を個人的に練習しています。

少しずつ曲の難易度があがっていき、和音(二つ以上の鍵盤を同時に弾く)や黒鍵を弾いたり、左手の演奏が多くなったりしています。

先生からは、リズムが悪く演奏のテンポが不安定とよく指摘を受けています。

実際、少し弾けるようになった曲でもちょっと速くなったり、変な間が空いてしまったりすることが多いです。

2023年4月には発表会があり、ソロでは「マイウェイ」、連弾では「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」を演奏しました。初めての発表会で緊張してミスを連発しましたが、よい経験になりました。

7月からは初心者向けのピアノ教本「ツェルニー」を使って指の練習を始めました。教本での練習はあまり楽しくはないのですが、、、(笑)上達するためにがんばっています。

 

 

現在、仕事がある日は朝40分~50分、休みの日は1~2時間程度練習しています。

また、ピアノを習い始めてから2回、生の演奏を聴きに行ってきました。

ブログ:ジャズを聴きに行ってきました
https://nishigahara4-harikyu.com/blog/listen-to-jazz

ブログ:バレリーナのためのピアノ演奏会
https://nishigahara4-harikyu.com/blog/piano-concert-ballerina


2年目は

・楽譜をすらすらと読めるようになる

・リズムとテンポを意識して安定感のある演奏をする

・知っている曲を増やす

ということを心掛けながらがんばっていきたいと思います。

 

ピアノのレベルの判断について

私はピアノを習い始めてもうすぐ一年(現在11ヶ月目)になります。

よくお見えになる患者さんから、

「ピアノはどれくらい弾けるようになりましたか?」

と、たまに聴かれるのですが、これは答えるのがとても難しい質問です。

 

 

よくあるピアノの教本で、バイエルは初心者~初級、ブルグミュラーは初級~初中級、ソナチネは初中級~中級などと、教本を基に「今これをやっています」と言えば、子どもの頃からピアノの教本を使って習っていた方にはレベルが分かるのかもしれません。

ただ、私は40代になってからピアノを習い始めたのでバイエルもやっておらず、簡単な曲から順番に練習していくというやり方をしているので、説明が難しいのです。

また、例えば「星に願いを」とか「マイウェイ」とか、最近弾いた曲を話すこともできますが、なんとか弾けるようになるのにそれぞれ一ヵ月以上かかっているので、レベルの説明にはなりません。

今のレベルを言葉で表現すると、

・まだ楽譜をぱっと読めない
(特に楽譜の5線譜を飛び越えた音は読むのに時間がかかります)

・一つの楽曲を弾けるまでに1週間~1ヶ月くらいかかる
(もちろん難易度によりますが、簡単な楽譜でも初見ではまず弾けません)

といった感じなので、まだまだ初心者のレベルです。

 

 

ちなみに、何かピアノのレベルを判断する方法があるのか調べてみたところ、ピアノ検定というものがあるそうです。

引用サイト:フルート情報満載でっさいIrassai
【自分のピアノレベルを診断するには??】ピアノ検定を受けてみよう♫
https://fluteirassai.com/piano_test/


こちらのサイトによると、学科と実技の両方あるものや、ピアノだけのもの、会場が全国各地になるものなど、様々な検定があるようです。

私はまだまたピアノ検定を受けるというレベルには達していませんが…

 


また、違うサイトでは、身体技術力、表現技術力、聴力、譜読力、知識・経験力、曲の難度力の6つの技術をそれぞれレベル1~5に分けて診断しているものもありました。

引用サイト:ピアノ上達の処方箋
【真の実力は?】ピアノのレベル診断
https://pianoskill-musica.com/piano-level/


ちなみに、私はどれもレベル1です。(譜読力だけはレベル2かもしれませんが…)


今回はピアノのレベルについて書いてみました。

まだまだ初心者のレベルですが、亀の歩みのように少しずつ前進しています。

Youtubeでも週1回、何かの曲を演奏した動画をあげていますので、興味がある方はご覧下さい。

◆ピアノ初心者の40代鍼灸マッサージ師の成長記録
https://www.youtube.com/@nishigahara4-piano

 

 

ピアノをやっていて、指が痛くならないですか

今回は、ピアノの話です。

先日、ピアノを習っている患者さんから指が痛くなるという話を聞きました。

また、別の患者さんでクラリネットを習い始めたという方も指が痛くなるという話をしていました。

その際、患者さんから

「先生はピアノをやっていて、指が痛くならないですか?」

と聞かれました。

 

 

現在ピアノを習い始めて10ヶ月目ですが、幸いなことに、今のところ全然痛くならないのです。

その理由は二つあると考えています。

一つは、指を使うことに慣れていることです。

実は、10年くらい前に鍼灸マッサージの仕事を始めてから、半年くらいずっと指から手が痛かったのです。

それまでは12年間システムエンジニアの仕事をしていたので、パソコンのキーボード操作が中心だったのが、仕事が変わって手全体を使うようになったからだと思います。

 

 

その半年の間、温めたり、冷やしたり、もんだり、さすったり、色々なことをしました。

どれもちょっと良くなるくらいで根本的な解決にはならなかったのですが、半年くらい経つと指から手の痛みがほとんど感じなくなっていました。

それは鍼灸マッサージを行う際、

・手や指の力を使うのではなく、体全体を使って行うことを学んだ

・手や指を反復して動かすことに慣れた

ということが関係していると思います。

そのため、ピアノでちょっと指を動かしても、鍼灸マッサージの仕事としてずっと指を動かしていたことに比べると大した負担になっていないのです。

 

 

もう一つは、まだ指が複雑に動くような曲を弾いていませんし、練習時間が少ないということです(笑)

まだ1年目の初心者なので、難しい曲を弾いていないのも関係あると思っています。

これが少し慣れてきて指の動きが複雑な難しい曲の場合はどうなるか分かりませんが、一つ目の理由を考えるとおそらく大丈夫だと考えています。

ピアノ演奏はまだまだ下手ですが、指が痛くならないというのは唯一、他の人より優れている点かもしれないなぁと思いました。

 

 

老後とピアノ

老後とピアノ
稲垣 えみ子 著

本書は、40年ぶりにピアノを始めた著者が試行錯誤しながらも、ピアノの楽しさに目覚め、上手く弾けるかは別にして、それでも楽しみながら続けていくことが大切だということに気付いていく過程を描いた実話です。

プロの先生からの指摘事項や難しい曲への挑戦、指の痛みとの戦いなどが正直に描かれていて、楽しみながら読むことができました。

 

 

本書に登場する子どもの頃の話で、

「楽譜を読む前に、ほぼ耳で全ての曲を覚えていたのが、今は楽譜を読みながら1音ずつ音を出す」

というのは、大人になって始めたらまさしくこうやって覚えていくしかないと思いますが、経験者でもそう感じるのだから、子どもの感性や能力は凄まじく、逆に大人はどんどん衰えていくのだと感じました。

発表会の章で書かれた以下の言葉にはとても勇気付けられました。

「全力で、心を込めて、勇気を出して、どんなひどい失敗をしてもどうにかして最後まで真剣に弾き切ろうとして出す音は、どうやったって聴く人の心をひどく打つのではないか」

 

 

もっとも印象に残ったのはプロローグに書かれている以下の言葉です。

「私にとってのピアノとは、老い方のレッスンなのかもしれない。どれだけ衰えてもダメになっても、今この瞬間を楽しみながら努力することができるかどうかが試されているのだ。登っていけるかどうかなんて関係なく、ただ目の前のことを精一杯やることを幸せと思うことができるのか?もしそれができたなら、これから先、長い人生の下り坂がどれほど続こうと、何を恐れることがあるだろう」

まさにその通りで、誰かと比べるためにピアノをやっているわけでもないし、今からプロを目指すわけでもない。

一歩でも先に進めたことに幸せを感じてそれを楽しいと思えれば、ピアノでなくても年を重ねても何でも楽しめると思いました。

 

 

私は現在42歳ですが、昨年の8月から初めてピアノを習い始めました。

著者は40年前、小学校に入る前から中学入学までピアノを習っていたということなので、全くの初心者で始めた私は本書を読んで、子どもの頃に習っているだけで数段高いレベルからスタートしていると感じました。

そもそもピアノを習い始めるまで、バイエル、ブルグミュラー、ツェルニーなどという言葉さえ知らなかったです。

さらに著者が40年ぶりに弾いた曲がきらきら星変奏曲でその次がショパン、正直、初心者には難易度が高すぎると感じました。

なにせ本当の初心者は「ドはここ、親指を置くんだよ」から始まり、楽譜の音符は全く読めず、楽譜が上の段と下の段に分かれているのはなぜ?ト音記号とヘ音記号の意味が分からず、最初はカエルの歌からのスタートだったのですから。

本書を読んでピアノを始めようと思った方は、まずその点を注意した方がよいと思います。

 

初めてのピアノの発表会

2023/4/9の日曜日、初めてピアノの発表会がありましたので、今回はその話をいたします。

発表会の会場は北区の北とぴあで、ハープ、ピアノ、歌と3種類の演目があり、全部で18プログラムありました。

そのうち、私が出るのはピアノ(ソロ)とピアノ(連弾:先生と一緒に弾く)で、それぞれ4番目と16番目でした。初めての発表会、しかも正装での演奏なので、ドキドキでした。

 

 

まずはピアノ(ソロ)です。

演奏曲は「My Way」(マイウェイ)です。

参考:Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4

この日に向けて、2022年12月から練習してきましたが、「My Way」の練習はとても苦戦しました。

特に後半の盛り上がる部分は右手と左手が入り組んでいて(私にとってはですが…)、リズムよく弾くのにものすごく時間がかかりました。

スムーズに弾ければ2分くらいの演奏なのですが、それを間違わずにリズムを乱さずに弾くのがどれほど難しいか、よく分かりました。

とはいえ、3か月しっかり練習したので、先生との最後のレッスンでは5回連続でほとんど間違わず最後まで演奏することができました。

そして、いよいよ本番の演奏です。

ちなみに、本番のピアノは演奏前のリハーサルや指慣らしなどはなく、一発勝負です。事前に一切触っていません。

結果は、、、大失敗でした(笑)

 

 

まず、緊張しているせいかピアノがすごく大きく見えて、最初に鍵盤に指を置く位置を思いっきり間違えてしまいました。

※ あとで先生に聞いたら、レッスンで使っているグランドピアノよりも大きいタイプのピアノだったそうです。

左手は低音部、右手は中央に置くはずが、1オクターブ、右側にずれてスタートしてしまったのです。(動画ではその部分はカットしてあります)

途中でそれに気付いてやり直したのですが、どの動揺が収まらず、その後もミスを連発したり、次に何を弾くか分からなくなったりして立て直せませんでした。

なんとも不甲斐ない演奏でした。興味がある方は以下のリンクからご覧下さい。

【初めての発表会】My Way(ソロ)
https://youtu.be/hw5yGp0x5AI


もう一曲はピアノ(連弾)です。

演奏曲は「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%B3

先生が低音部分、私が高音部分を担当しました。

 

 

この曲も2022年12月から練習を始めました。

「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」の私のパートは、最後以外は右手と左手が同じ動きなので、さきほどの「My Way」に比べると覚えやすかったです。

この曲は先生とタイミングを合わせることや、私が弾く指と先生の指が重なってしまう部分があり、それに慣れることが大変でした。

さて、本番の演奏は、、、なんとか音を間違えずに弾くことはできました。

しかし、「My Way」の失敗を引きずってしまい、焦りから演奏のテンポがかなり速くなってしまいました。

また、最後も先生とタイミングを合わせることができず、ちょっとずれてしまいました。

【初めての発表会】フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン(連弾)
https://youtu.be/Oap-WczB98E

 


ちなみに、私の発表会の練習時間の比率は、「My Way」が9割、「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」が1割でした。

練習に時間をかけた「My Way」が全然弾けなかったことは、本当に残念でなりません。

発表会の様子はDVDに収録されるのですが、あまりに不甲斐ない演奏だったので、レッスンの際に先生が撮り直してくれました(笑)

この演奏が本番でもできればよかった!!

【初めての発表会→そのあと弾き直し】My Way(ソロ)
https://youtu.be/S4rfVupsNOQ

次回はメンタル面の対策も考えて発表会に臨みたいと思います。