訪問施術の自転車のトラブル

先日、訪問施術の移動時に自転車のトラブルがあったので、その話をいたします。

その日は4件連続で訪問施術が入っていました。

炎天下の中、自転車で移動しながら4件目の施術が終わってお店に戻ろうと思ったら、なんと自転車の後輪タイヤがパンクしているではないですか!?

私は定期的にタイヤに空気を入れていますし、その前の移動中も空気が抜けている兆候はなかったので、びっくりです。

 

 

とにかく、次の時間帯はお店で患者さんの予約が入っていたので、自転車を押しながら足早にお店に戻りました。

自転車だったら5分ちょっとで戻れるのに、歩いたら15分弱かかってしまう場所だったので大変でした。

お店で患者さんの施術を終えたあと、次の施術まで一時間空いていたので、自転車屋さんに行くことにしました。

というのも、翌日も訪問施術が入っていたので、早めに自転車を修理しておかないと困るのです。

ここでも自転車を押して、15分歩いて自転車屋さんへ。

 

 

自転車屋さんには

「突然、後輪タイヤがパンクしてしまいました」

とお伝えして、修理には30分くらいかかると言われました。

30分後、自転車を受け取りに行ったら、

『大きな穴が開いていたから、経年劣化ではなくいたずらされたのかもね』

と言われました。

患者さんの許可を得たうえで、患者さんが住んでいるマンションの駐輪場に駐輪していたのですが、もしかしたら、誰かにいたずらされたのかもしれません。

とはいえ、まずは一安心。

パンクが直った自転車でお店に戻りました。

 

 

明くる日、14時から訪問施術の予約が入っていたため、朝、自転車に乗ってお店に行きました。

この時点では特に問題はありませんでした。

ところが、、、

14時の訪問施術に行くのに自転車に乗ろうとしたら、また後輪タイヤがパンクしていたのです!!!

え?昨日修理したはずなのに…

と考えていても仕方がないので、14時の訪問施術に遅れないよう歩き始めました。

 

 

実は、この日のお昼過ぎ、「パン!!」と何かが破裂するような音が鳴って、何の音だったのだろうと思っていたのですが、今考えると自転車のタイヤが破裂した音だったのかもしれません。

幸い、歩いても10分くらいの場所だったので、14時の訪問施術には間に合いました。

訪問施術後、お店に戻ったのですが、この日はお店の予約が混みあっていて、自転車を修理しに行く時間がありません。

この日の訪問は1件だけだったので、自転車を使う予定はありませんでしたが、翌日もまた自転車を使うのです。

この日は妻が休みでお店を手伝ってくれていたので、妻にお願いして、自転車屋さんに行ってもらいました。

同じ自転車屋さんに持って行って、実は昨日も修理をお願いして、同じ後輪タイヤがパンクしたことを伝えました。

今度は修理に一時間かかると言われ、なんとか修理が完了。

 

 

原因についての話は特にになかったようですが、修理が不十分だったのか、暑さのせいでタイヤの空気圧が熱で膨張してしまったのか。

2回目の修理代は無料にしていただけたので、前日と同じ箇所だったのかもしれません。

参考サイト:ワイズロード 府中多摩川店 「真夏はパンクが多い」というお話
https://ysroad.co.jp/fuchu/2025/06/17/99453

なんとか、その日のうちに自転車が直りました。

そして、明くる日、この日も訪問施術の予約が入っていたため、朝、自転車に乗ってお店に行きました。

※ 患者さんの予約状況を分散させるため、できるだけ1日に1件は訪問施術の予定を入れるようにしています。

さすがに大丈夫だとは思いましたが、心配だったので訪問時間の前に自転車をチェックしに行きました。

その結果、パンクしていなかったので本当によかったです。

修理してから2週間くらいですが、今のところ自転車は順調です。

ただ、突然自転車がパンクしたり、壊れたりした時のことを考えておいた方がよいかもしれません。

もう一台自転車を買うか、レンタル自転車にするのか、誰かに借りるのか。

少し考えてみようと思います。

 

 

何月が一番忙しいですか

先日、患者さんから

「こちらのお店は、何月が一番忙しいですか?」

と聞かれました。

なんとなく12月かなと思っていたのですが、きちんと集計したことがなかったので改めて集計してみました。

 

 

当院は2019年6月に開業しましたが、2019年は7か月分しかデータがないこと、少しずつ開業したことを知ってもらって年の後半ほど忙しくなってきたという当たり前の結果であったことから、集計対象として除外しました。

そのため、集計対象は2020年~2024年までの5年間で、売上金額が高い月を忙しい月という定義にしました。

それぞれの年の忙しい月トップ3を集計した結果は以下の通りです。

 

 

その年によっても忙しい月が違いますし、どの月が一番忙しいかはよく分からないという結果でした。

そこで、さらに詳細に分析してみました。

年ごとに、売上が高い月から順番に並べて、1位は12点、2位は11点、3位は10点…10位は3点、11位は2点、12位は1点とし、月ごとの合計点数を集計しました。

こうすることで、全体として忙しい月が分かりました。

月ごとの点数結果は以下の通りでした。

 


1位は同点で10月と11月。

圧倒的に年の後半が忙しいという結果でした。

1月は年始の休みがありますし、2月は元々営業日数が少ないといったこともありますが、やはり1月、2月は忙しくないようです。

ということで、「当院は10月と11月が忙しい」という結論になります。

2020年~2022年はコロナ禍だったこともあり、緊急事態宣言が出たタイミングでは売上が減少する、といった例外要素もあるため、5年くらいの間隔でまた集計してみたいと思います。


がらっと変わっていたらびっくりですが…

 

もし会社員の給料の一部がキャッシュレス決済だったら

以前、キャッシュレス決済について当院で導入しない理由を書きました。

ブログ:キャッシュレス決済について
https://nishigahara4-harikyu.com/blog/cashless-payment/

 

今回はキャッシュレス決済について、別の視点から書いてみます。

最近、キャッシュレス決済をやめるお店や、やっているけど現金でお願いするお店が出てきています。

参考サイト:YAHOO!ニュース

手数料負担が影響 キャッシュレス決済を終了するスーパーも
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1ed45b8f9c3826bbedecd270a67f410e2d92797

ファミマ、キャッシュレス決済の手数料負担は「極めて大きい」 話題のレジ掲示は本部主導…背景を聞いた
https://news.yahoo.co.jp/articles/487058e1a1a6c2033a584c9c4677143310643b78

 


以前に患者さんから、

「買い物したお店で、キャッシュレスも使えるができれば現金で支払いをお願いしたいと言われたのですが、何か理由があるのですかね?」

と聞かれたことがあります。

キャッシュレス決済のお店側のデメリットを知らない消費者の方もいらっしゃるので、今回は会社員の手取り額を例に説明します。

 

 

(例)あなたの給料の手取り額が30万円、その内キャッシュレスの収入が20万円、キャッシュレス決済の手数料率が4%のケース

※ 手数料率は業種や事業規模で異なり、複数の決済手段が使える場合3~4%が多いようですが、今回は計算しやすいように4%にしました

・毎月手取り額からキャッシュレス収入20万円の4%の8000円が引かれ、19万2000円になります

・この19万2000円を受け取るためには、専用の機器を準備する必要があります

・手取り額の内、現金分の10万円は毎月25日に支給されます

・残りのキャッシュレス分の19万2000円は以下の日程で支給されます

 8万円は今月末
 7万円は翌月15日
 4万2千円は翌月末

・今は手数料が4%ですが、社会情勢によって上がるかもしれません
 その場合、手取り額の交渉は自分で行って下さい

お店をやっている立場からするとこんなイメージになります。

毎月一定額が手数料として引かれ、キャッシュレス収入分の受け取り日はバラバラで、さらに手数料は業者側の都合で突然上げられることもある。

 

 

物やサービスの値段が高額のお店や、決済手数料が安い他店舗展開しているお店、外国人のお客様が多いお店などは、現金がなくても買い物できるキャッシュレス決済のメリットは多々あると思いますが、キャッシュレス決済のメリットが少ない小さいお店の場合は、デメリットの方が大きいのです。

今回は、会社員の手取り額の一部がキャッシュレス収入だった場合を例に、キャッシュレス決済のデメリットを書いてみました。

あえて現金のみにしている小さいお店の事情も分かっていただけると嬉しいです。

参考サイト:

私が「キャッシュレス」を辞めたワケ。
https://note.com/manab_us/n/n822bebb1b752

ホームページについて考えていること

どこかのお店を調べたり、何かの情報を得たい場合、よくホームページを見ることがあると思います。

ホームページは

「当店はこんなお店です」

ということを伝える重要な宣伝媒体の一つとであり、それがきっかけでお店に行ってみようと思うことも多いです。

営業部がない小さいお店では、ホームページがお店の顔になっていると言ってもよいと思います。

 

 

当院にいらして下さった方からも

 

「丁寧にお店の情報が書いてあって分かりやすかったです」

「日曜日に営業しているところが少なくて、ホームページで探して来院しました」

「業者がつくった感じがなく、自分の言葉で伝えている感じがしてよいと思いました」

「ホームページの写真で先生が恐くなさそうだったから」

 

といったように、ホームページを見たことがきっかけで来院される方もたくさんいらっしゃいます。

ところが、気になるお店のホームページを見ると、営業日の案内が過去の日付になっていたり、ブログも過去の日付で止まっていたりと、更新が行われていないことが結構多いのです。

ホームページが更新されていないと、「このお店は営業しているのかな?」と不安になり、来店を考えてしまいます。

また、商品やサービスの料金、営業時間などが、実態とホームページの内容とで異なっている場合、苦情や来院しなくなることにもつながると思います。

 

 

ホームページは一度作成して終わりではなく、日々の営業状況の更新、新たな情報の追加、料金や営業日の見直しなど、更新すべきことがたくさんあります。

当院でも、料金の見直しや予約の補足説明、新たに取得した資格の追加、来院される患者さんの症状の追加、患者さんに質問されたことの追加説明、ブログの作成など、日々更新して最新の状況が分かるように努めています。

最近ではホームページを作らず、XやインスタグラムなどのSNSで宣伝したり、Googleやホットペッパー、エキテン、食べログなど、他の大手サイトに情報が掲載されているだけのところも増えてきました。

個人的には、やはりホームページがあった方が、お店の全体の雰囲気や印象が伝わりやすく、信頼や安心感につながりやすいと考えています。

今回はホームページに関して思っていることを書いてみました。

ホームページを作成したからには、日々メンテナンスして、最新の状況をお伝えしつつ、来院のきっかけになるような信頼感や安心感のもてるものにしていきたいです。

 

回数券について考えていること

今回は「回数券」について書きます。

回数券は何回も利用する人のために、使用期限を定めて1回あたりの料金を割り引いて、数回分をまとめて販売するものです。

乗車券、入場券、飲食券などの形で、公共交通機関、美容サロン、レジャー施設、フィットネスクラブ、飲食店など多くの業種で使用されています。

特に電車やバスなどで多く使われていましたが、回数券の利用減少や交通系ICカードの利用増加に伴い、現在では廃止されるところが増えているようです。

鍼灸院やマッサージ院、整骨院など、施術を行う業界でも回数券を導入しているところもあります。

 

 

回数券を導入することで、

・お店側はまとまったお金が手に入る

・患者さん側は1回あたりの施術を割り引いた料金で受けられる

といったメリットがあります。

一方、

・事故や病気で入院をすることになった場合、有効期限内に使えない可能性がある

・通う必要がなくなって、使わなくなっても返金できなかったり、返金できても損をする可能性がある

・気に入った施術者がいたから通っていたのに、その施術者がやめてしまった

などのデメリットも考えられます。

当院でも何度か患者さんに

「回数券はありますか?」

と聞かれたことがありますが、当院では回数券を導入していません。

回数券を導入しないのには、大きく2つの理由があります。

 

 

①個人事業でやっているから

個人事業でやっていると、私が病気になったり、怪我ををした場合、一定期間営業ができなくなる可能性があります。
(最悪の場合はそのまま廃業する可能性も考えられます)

その場合、「せっかく回数券を購入したに使えなかった」と患者さんに不利益が発生することが考えられます。

脱毛やエステサロンでも、高額契約をしたあとに倒産、といったトラブルも増えているようです。

参考サイト:脱毛エステ「今日なら安くなる」と言われ…高額契約後に倒産も、トラブル急増
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230207-OYT1T50071/

近年ではスーパーが予告なく閉店し独自の電子マネーのお金が戻らなかったというニュースもありました。

参考サイト:MONEYIZM 「電子マネー」にチャージしていた店が突然閉店残金は返金されるのか?
https://www.all-senmonka.jp/moneyizm/news/76719/

電子マネーと回数券、種類は違いますが、前払いしておくこと、割引などの何かしらの特典があることは共通しています。

個人事業でやっていると営業できなくなるリスクもあるため、できるだけ患者さんに迷惑をかけたくないと考えています。

 

②予約がとれないと不信感につながるから

お店を続けていると、日によっては予約枠がいっぱいになる日もあります。

もし回数券を購入している患者さんが予約をしようとした際、

「本日は予約がいっぱいで受けられません」

ということが何度かあったら、どう思うでしょうか?

回数券だけ売りつけて予約を取れないようにしているのではないかと不信感をもつと思います。

個人事業でやっているので、1日に施術できる人数には限りがありますし、年末や長期連休の終盤など混みあう時期は数日にわたって予約枠がいっぱいになることもあります。

公共交通機関やホテル、映画館など席がいっぱいあったり、飲食店など順番を待てばよい業種なら問題ないですが、小規模店の場合には回数券を買っても予約できないケースが考えられます。

患者さんに不信感をもたれたら、信頼関係がなくなってしまうと思います。

 


ちなみに、私は都電荒川線に乗るときには1000円の回数券を購入しています。

参考サイト:東京都交通局 お得な乗車券
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/toden/fare/otoku_kaisuken.html

東京都が運営しているものなので、倒産や廃業のリスクは極めて小さく、もし回数券をやめる場合にもきちんと廃止期限が通知されるだろうと考えているからです。

有効期限もないので、もし私自身が使えなくなっても、他の人に使ってもらってもよいとも考えています。

 

 

このように、回数券を有効活用できるケースもあるとは思いますが、個人事業でやっている鍼灸マッサージ院には回数券は合わないと考えています。


今回は回数券について私が考えていることを書いてみました。

当院では回数券は導入しませんが、回数券が利用しやすい業種や規模があると思いますので、上手に利用していただくのがよいと思います。