ピアノの練習し過ぎの話

今回は私と同じように大人になってからピアノを習い始めた患者さんと話したことを書きます。

20代の女性の方で、大人になってから初めてピアノを習い始めてもうすぐ二年になるそうで、ピアノ歴も私とほとんど同じでした。

近々ピアノの発表会があり、鋭意練習中とのことでしたが、練習し過ぎてかえってうまく弾けない状態になっていたそうです。

 

 

そこで、思い切って2、3日、練習を休むことにしました。

休んだあと、改めてピアノを弾き始めたら、力が抜けて集中できるようになり、スムーズに弾けるようなったとのことでした。

一生懸命に練習し過ぎて力が入り、集中できない状態になっていたのだと思います。

野球やゴルフなどのスポーツでも、なかなか結果が出ず、「とにかく練習が必要だ」と焦ってしまい、かえって上手くいかないということがあると思うので、「あえて休む」というのも、一つの方法だと思います。

 

 

ちなみに、私は別の方法で集中力を保っています。

どうしているかというと、私はあえて一度に複数の曲を練習しています。

だいたい一度に3曲くらい練習していることが多いです。

練習曲の難易度は、難しい曲と簡単な曲を混ぜています。

難しい曲でつまづいたら、そのあとに簡単な曲をやり、あとでまた難しい曲をやってみる、という感じです。

そうすることで、難しい曲で力が入ってしまうことも少なくなり、なんとなくよい調子で弾けている気がします。

 

 

ちなみに、初めての発表会の直前は、発表会の曲ばかり演奏していて、本番では大失敗しました。

そこで、2回目の発表会のときは、いつも通り簡単な曲も弾きつつ、発表会用の難しい曲も弾くというやり方でやったら、初めての発表会よりは、うまく演奏ができました。

難しい曲で行き詰ったとき、やみくもに練習するのではなく、あえて休んだり、別の簡単な曲をやったりしながら、肩の力を抜いて、楽しく演奏ができたらいいなと思いました。

 

 

※ Youtubeも毎週更新していますので、興味がある方は、よかったらご覧下さい。

◆ピアノ初心者の40代鍼灸マッサージ師の成長記録
https://www.youtube.com/@nishigahara4-piano


【この記事を書いた人】

photo 西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。
はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師の国家資格を持ち、病気の治療、予防のお手伝いをしています。

たった一人でも、「治療に来てよかった」と満足していただき、 人生を豊かに過ごすお手伝いをすることを理念としております。
お気づきの点や質問等ございましたら,どうぞご遠慮なくお聞かせくださいませ。

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