自然に沿った暮らし・子育て講座_③体温(冷えと熱中症)

2026年1月~3月にかけて、

「本間真二郎先生の自然に沿った暮らし・子育て講座」

を受講しました。

本間先生は、栃木県の七合診療所で内科、小児科の診療をされている医師で、自然農で野菜と穀物を育て自給自足の生活をしています。

講座は以下の3つのテーマで3回に分けて行われました。

①「腸内細菌」
②「子育てと教育」
③「体温(冷えと熱中症)」

今回は③「体温(冷えと熱中症)」について、学んだことを紹介いたします。

 

 

体温とは人体の温度のことで、生命力の指標となります。

体温は、基本的には昼が高くて夜が低く、一日の中で変動するものです。

時間、運動、気温、食事、睡眠、感情、年齢、月経などによっても影響を受けます。

体温の指標は以下の通りです。

低体温:36度未満
平熱 :36度~37.4度
発熱 :37.5度以上
高熱 :38度以上

1959年の日本人の平均体温は、医学大辞典によると「36.89 ± 0.34」だったそうで、現代の日本人は体温が低下して冷えている人が増加しているそうです。

体温が低いと血流が悪くなり、冷えて免疫力も低下します。

 

 

生命活動を維持するうえで、体温を一定にする必要があり、そのためにはエネルギーが必要となります。

エネルギーは食事から作られます。

体温が低い人は、身体が冷えているので、身体を温める陽性食品(根菜類、寒冷地産、塩気)をとり、陰性食品(葉菜類、熱帯産、糖分)を控えるとよいそうです。

他にも冷えの要因として、運動不足、食べ過ぎ、添加物の取り過ぎ、よく噛まない、冷房、シャワー浴、日光浴が少ない、水分の取り過ぎなどもあります。

運動は激しいものでなく、ウォーキングやスクワット、エレベーターを使わないなど、簡単なものでもよくて、習慣にすることが大切です。

 

 

また、近年熱中症が増加しているという話もありました。

これは、

・温暖化・都市化:地球温暖化による平均気温の上昇、アスファルトやコンクリートが昼間に熱を蓄え夜間も気温が下がりにくくなる

・核家族化・孤立化:家庭内での監視やケアができず、高齢者や子供が一人でいる時間が長くなっている

・節電志向:電気代節約や環境意識から、エアコンの利用を控えてしまう

などが要因となっています。

 

 

予防方法としては、帽子や日傘を使う、通気性のよい服を着る、水分・塩分を補給する、暑いところを避ける、周囲の協力を仰ぐことなどがあります。

現代人は生まれてすぐに空調がある環境で生活を始め、夏は涼しく冬は暖かい環境に長くいて、外出を控える生活や外遊びが減少していること、さらに腸内環境が悪化していることで、汗をかかなくなっています。

冷え、熱中症ともに根本原因は同じで、エネルギー不足による生命力の低下によるものです。

食事や運動に気を付けることで、体温を一定に保ち、腸内環境をよい状態にして、元気に過ごせるようにしていきたいです。

 

 

自然に沿った暮らし・子育て講座_②子育てと教育

2026年1月~3月にかけて、

「本間真二郎先生の自然に沿った暮らし・子育て講座」

を受講しました。

本間先生は、栃木県の七合診療所で内科、小児科の診療をされている医師で、自然農で野菜と穀物を育て自給自足の生活をしています。

講座は以下の3つのテーマで3回に分けて行われました。

①「腸内細菌」
②「子育てと教育」
③「体温(冷えと熱中症)」

今回は②「子育てと教育」について、学んだことを紹介いたします。

 

 

まず前提として、自己軸と他者軸という話がありました。

自己軸は、自分の力、自分のやりたいこと、方向性を表現すること。
(自己軸は個性、自我という言い方もできます)

他者軸は、世界(社会)の方向性、外からの影響のこと。

「子育て」はこうなってほしいという親の自己軸、「子育ち」は子の自己軸によるものであり、子の自己軸を育むのが子育てであるという話でした。

子どもが自分の力で、自分のやりたいことをやり、自分で考えて決める、責任をとることができるよう健全に育むのが子育てと教育ですが、現状では子の自己軸が欠如していると本間先生はおっしゃっていました。

人生は自己軸(自我)を確立し、成長させていくことですが、以下の3ステップで行われています。

(1)自我の確立:自分らしく生きる、他の誰でもない自分
(2)自我の成長:人間の成長、自分と他者を統合する、人間の営みは全て自他の関係性にある
(3)自我の消滅:人生の終わり

(2)で自分と他者を統合する際、大きなタイミングが2回あります。

・家庭内、学校(子ども時代)
・社会に出てから(大人になってから)

子育ての大きな方針は2つだそうです。

(1)個性を可能な限り自由に伸ばす
(2)適切な他者軸をかける

(2)については、子ども自身の成長を促し社会に適応できるようにすることが大切です。これがないと、自己軸は暴走し、怠惰になってしまいます。

 

 

子育てにおける親の役割は、

・子どもを信じること

・子どもが持てる力を最大限発揮し自身で乗り越えられるようサポートすること

・子どもを放置するのではなく見守ること

・子どもの個性を伸ばすこと

・適切な他者軸をかけ社会に適応できるようにすること

現代人は特に自己軸が欠如しているそうです。

それは、子どもの頃から「~してはいけない」、「~しなければならない」と言われ続けて自分を否定されてきているからで、そのような状況では自己軸は育ちません。

その結果、言われたこと以外はできない、社会に合わせるだけの人間になってしまいます。

さらに、自己軸を出せない人は自己軸を出せる人、つまり個性的な人を排除しようとします。その結果、同調圧力や権威による強制が行われてしまいます。

 

 

では、自己軸を育むには、どうするか。

親が先回りして何かをしない、自分の力で乗り越えられるよう導く、見守る、支えることが必要です。

これは子育てだけでなく、大人になって社会に出てからの教育にも当てはまると思いました。

また、これからの社会の変化として、AIを中心とした科学技術が先導するスマート社会になっていく、という話もありました。

社会がデジタル化していく流れを止めることはできないので、自己軸を持ちながらうまくデジタルと共存していけるようにすることが大事だと思いました。

 

 

自然に沿った暮らし・子育て講座_①腸内細菌

2026年1月~3月にかけて、

「本間真二郎先生の自然に沿った暮らし・子育て講座」

を受講しました。

本間先生は、栃木県の七合診療所で内科、小児科の診療をされている医師で、自然農で野菜と穀物を育て自給自足の生活をしています。

講座は以下の3つのテーマで3回に分けて行われました。

①「腸内細菌」
②「子育てと教育」
③「体温(冷えと熱中症)」

今回は①「腸内細菌」について、学んだことを紹介いたします。

 

 

最近の医学では、微生物によって作られている腸内細菌が健康にとって最重要と言われています。

ところが、現代社会の生活では過度な滅菌や消毒によって、微生物を排除し過ぎています。

その結果、免疫の働きが異常となり、アレルギー、自己免疫疾患、うつ、発達障害など現代病が増加していると本間先生はおっしゃっていました。

免疫機能として働くのは白血球ですが、それを調整するのは腸内細菌の役割で、これがうまく機能しなくなってるそうです。

生態系では、生物は以下の3つに分けられます。

生産者:植物(光合成によりエネルギーを産生する)
消費者:動物(他の生物を食べることで有機物を取り入れる)
分解者:微生物(生物の遺骸や排出物を分解し循環させる)

人間は単独の生物ではなく、生態系として微生物と共生することで生活できています。

 

 

腸内細菌に善悪はなく、すべてに役割があります。

腸内細菌が良い状態というのは、種類が多いこと(多様性)と、善玉 > 悪玉であること(よく働く)を指します。

よい腸内細菌を作るには食事が重要です。

赤ちゃん期は母乳により母の持つ菌が受け継がれ、離乳食の時期は食材の種類が増えて、腸内細菌も多様になっていきます。

母乳は腸内細菌を作るとともに、母子の愛着を形成するもので、できるだけ長く続けることが大切だそうです。

 

 

では大人になってからは何に気を付けるか。

生活の中では過度な滅菌、消毒はせず、適度な運動と質の良い睡眠が重要です。

便は毎日出て、つるんとして、バナナのような、茶色で臭くないものがよい便です。

便によって腸内細菌の状態が分かります。

食事は不自然なものを摂取しないようにします。

良いものは、ミネラル(腸内細菌では作ることができない)、水溶性食物繊維、オリゴ糖、難消化性炭水化物、発酵食品、魚・豆などのたんぱく質です。

控えるものは、甘い糖質、高脂肪のもの、四つ足動物の肉などです。

それ以外には、食べ過ぎない、地産地消、一物全体、良く噛んで楽しく食べることです。

医の前に食、食の前に農、農の前に微生物があります。

自然に沿った生活を行い微生物と共生することが健康で自分らしく生きることにつながっていく、という話でした。

 

 

「古武術に学ぶ痛くない身体のつくり方」の講座を受講しました

先日、

「古武術に学ぶ痛くない身体のつくり方」

という講座を受講しましたので、今回はその話を紹介いたします。

講師は、甲野善紀 先生です。

甲野先生は、日本武術を主とした身体技法の研究家で、古武術に関する著書を多数出版されています。

私も甲野先生が書かれた書籍を読んだことがあります。

ブログ:身体は考える 創造性を育む松聲館スタイル
https://nishigahara4-harikyu.com/blog/body-thinks-shoseikan-style

 

 


今回の講座はオンラインで受講しました。

始めの30分は、甲野先生の座学によるお話でした。

人間にとっての自然とは何か?実践を通して体感していきたいというお話されていました。

いくつかお話されていたことで気になったことを要約して、箇条書きにしました。

・ドジャースの山本投手は筋トレをやらないのに、疲れがたまらずに連投できている

・昔、稲尾という投手がいたが、プロ野球の全試合の半分以上を投げていて、日本シリーズも4戦連続で先発している。なぜこんなことができたのか。彼は漁師をしていて、漁師の仕事で身体をつくっていた

・ジムで筋トレしていても、音楽を聴きながらでは、義務感となって身に付かない。例えば、自然な環境での木登りは手を離すと大怪我をする可能性があるため、常に必然性を持ってどうするか考えている

・同じことをやってもどのような心持ちでやっているか、興味を持って積極的にやっているかで、身に付き方が違う

・子どもの転び方が気になっている。体育の授業で最初に受け身の取り方を教えないのはおかしいと思う

・現代の日本人は膝を伸ばして立っているが、昔の日本語は膝を少し曲げて立って、常に使い続けていた。現代では昔の人ほど歩いていないのに軟骨がなくなっているのは使わないから退化しているのではないか

・身体を使うことは生きているということだ

 

 

そのあとは、一時間くらい甲野先生が身体の使い方の実演して下さいました。

やっていたことを簡単に箇条書きにしました。

・どうやって歩いたら楽か?もう疲れて歩けないというときに、ある指を引っ張りながら歩くと楽

・イスから立つときにどう立ち上がると自然か?

・母指を曲げておくと前腕に力が入って使いにくくなるが、背筋が使えるようになるので、かえって楽に動かせる

・寝ている人をどう起こすと楽か?

・ひもトレという身体や手足にひもを付けるとなぜか楽に動ける話(科学的な理由は分かっていない)

・手の形で足が上りやすくなる

・後ろに転倒する際、首を下に縮めて背中を丸めると後頭部を守れる

ほかにも色々やっていましたが、書き切れないので一部だけの紹介です。

 

 

最後に質問の時間がありました。

質問の大部分は、「自分(または家族)は〇〇が痛くて困っているがどうしたらよいか?」というものでした。

ひもを付けると楽、ということも紹介していましたが、心持ちの話を何度もしていたのが印象的でした。

自分の気持ちが関心を持てることと出会い、それに興味を持って積極的に向き合っていくこと。

意識がそのことをやっている必然性を感じること。

そうした心持ちで取り組んでいると、気になっていることが気にならなくなってくるのではないか。

自分が今、生きて、今、できていることに感動を持てるか、それに気付けるか。

このようなことをおっしゃっていました。

甲野先生自身、今までずっと気付けなかったことにここ数年で気が付いたり、新たな発見をしたというお話を楽しそうにされていました。

何事も興味を持って積極的に探究していく、ということ姿勢は特に見習いたいです。

実演の方は、やっていることが早過ぎて分からなかった部分もあったので、後日アーカイブ動画で再確認したいと思います。

 

「金の糸」体験ワークショップに参加しました

先日、日本キャリア開発協会(JCDA)主催の

「楽しみながら、キャリアカウンセリングをより身近に~「金の糸」体験ワークショップ」

という講座を受講しましたので、今回はその話を紹介いたします。

「金の糸」は、すごろくになっていて、キャリアカウンセリングで大切な自身の経験や思いを言葉にし、自分自身を振り返ることを楽しみながら体験できるツールです。

引用サイト:人生すごろく金の糸
https://www.j-cda.jp/goldenthread/

 

 

小学校時代をスタートとして、学生時代の経験を楽しく語る、問いに答える、考える、書くことにより、自分が感じたことや考えたことを言語化して「自分らしさ」とはどんなものなのかを考えることを目的としています。

金の糸は、主に就職活動や新人研修、キャリア研修、職場のコミュニケーション円滑化などで使用されていますが、他にも自己肯定感を高めたり、自分の人生を振り返る目的でも使用されているようです。

私が「金の糸」を知ったきっかけは、購読している日本講演新聞に「人生すごろく金の糸」のことが掲載されていたからです。

「過去の自分を振り返る」というのはおもしろそうだと思って、今回のワークショップに参加してみました。

 

 

すごろくは、小学校、中学校、高校、大学と分けられていて、今回は小学校と中学校に対して実施しました。

まず、4人一組となり、簡単な自己紹介のあと、サイコロを振ってすごろくを進めていきました。

止まった箇所に書かれた内容について、一人ずつ順番に話をしていきます。

例えば、

・好きだった給食は?

・印象に残っている先生は?

・小学校時代でやり直したいことは?

・好きな教科は?

・何について悩んでいたか?

・中学校時代の自分を褒めてみよう

といった感じです。

すごろくが終わったあとに、一人ずつその人らしさをフィードバックする時間があるため、他のメンバーが話したこともメモを取りながら話を聴いていきます。

すごろくの内容以外にも、ネガティブ経験を語るブルーのマス、発言したら拍手をするハートのマス、追加質問をして内容を深堀する?のマスなどがあり、過去を振り返ったり話しやすい雰囲気をつくったりと工夫されていました。

各時代が終わったら、一度「振り返りシート」に自分の特徴や今の自分につながっていること、その時代の将来の夢を書きます。

今回は、小学校時代、中学校時代でそれぞれ書きました。

そのあとで、フィードバックの時間がありました。

これは、メンバー一人の人に対して、その人らしさや印象に残ったことを、残りの3人が伝えるというものです。

伝えられる人は面と向かってだと気恥しさがあるので、その時は後ろを向いて、話だけ聴いている感じです。

ちなみに、私のことをフィードバックするときに、他の3人の方がおっしゃっていたのは、

・集中力と忍耐力がある

・精神力が強くぶれない

・個の強さや競争力がある

・自分の世界に引き入れる

・等身大で淡々としている

・勘所、本質を掴む人

・色々なことを考えている人

などのとてもありがたい言葉をいただきました(笑)

「他の人から見た自分」を知る機会はあまりないので、他のメンバーの意見が聴けたのはよかったです。

最後に、私の「金の糸」として、

・金の糸を表す言葉

・それはどういうことか具体的に書く

・金の人を表すエピソード

を書いて終わりです。

 

 

14時に始まって17時まで3時間やりましたが、時間が経つのがあっという間でした。

やってみた感想ですが、、、

まず過去の自分を振り返る機会は案外貴重なものだと思いました。

振り返りは一人でもやろうと思えばできますが、思いがけない問いがあることで改めて昔のことを考えたり、他の人の話を聴いて「そういえば…」という感じで思い出すことも多くありました。

また、自分の話を相手にじっくり聴いてもらえる機会、というのも実はそう多くはありません。

どうしても会話の途中で口を挟んだり、つい思ったことを話してしまうことが多いので、話を聴いてもらえるのはありがたいことなのだと思いました。

今回同じ組になった方々は、50代の男性が二人と40代の女性の方でしたが、皆さんしっかりと話を聴いて下さる方だったので、すごろくの進行もスムーズで、終始和やかな雰囲気でした。

ファシリテーターの方も、初めてでこんなにスムーズで和やかに進むのは珍しいとおっしゃっていました。

組むメンバーにもよるのだと思いますが、今回はとてもよかったです。

もし、自分を見つめ直してみたい、自分らしさについて改めて考えてみたい、という方がいらっしゃったら、「人生すごろく金の糸」をやってみてはいかがでしょうか。