当院の「3K」

先日、たまたま見ていた記事で3Kという話がありました。

3Kと聞くと、

「きつい」
「汚い 」
「危険」

を意味するもので、なんとなく悪いイメージがあります。

また、ITサービス業界では新3Kと言われ、

「きつい」
「帰れない」
「給料が安い」

など、時代・業種によって意味は多少変化しつつも、やはり悪いイメージで使われています。

参考サイト:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/3K

そこで、当院はよいイメージの3Kを考えてみました。

「気軽に」
「気持ちよく」
「きめ細かな」

そんな治療院を目指していきたいと思います。

患者さんが自分自身でいかに気付くか

「人はたいてい、人に理由を与えられるより、自分で理由を見つける方がよく納得する。」

これは、フランスの数学者であり哲学者のブレーズ・パスカルの言葉です。
(著書『パンセ』から抜粋)

この言葉は、治療時の対応でも該当すると考えています。

「〇〇をやって下さい」

「〇〇をしないよう気を付けて下さい」

こんな風に、セラピストが押し付けても患者さんが納得しないとあまり意味がありません。

当然やらないですし、やっても長続きしないと思います。

それよりも、

「あっ、そうか」

「まあこれでいいか」

と患者さん自身が納得することが重要だと思います。

催眠療法家として知られる精神科医で心理学者のミルトン・エリクソンも以下のように言っています。

「治療による変化がセラピストの介入などの外部要因の場合より、対処スキル獲得や考え方の変化などの内的要因の方が長続きする。」(著書『ミルトン・エリクソン心理療法:〈レジリエンス〉を育てる』から抜粋

セラピストの施術による変化も必要ですが、患者さんが自分自身でいかに気付くか、そのためにどんなことができるか。

そんな会話や関わり方を大切にしながら、日々の臨床を行っていきたいと思います。

自分で自分に鍼灸をしますか

患者さんから、

「先生は、自分で自分に鍼灸をするのですか?」

「どこか痛いときは、どうやって対処するのですか?」

と聞かれることがあります。

そこで、今回は私自身がどうしているかを紹介いたします。

まず、どこか痛みがあったり、違和感があるときには

「どう動かしたら痛いか、どうしたら嫌な感じがあるか」

を探ります。

それを見つけたら、呼吸しながら嫌な感じとは反対の方向(楽な方向)にゆっくり動かすことを数回行います。

そのあと、また同じように痛み、違和感を探して楽な方向に動くということを繰り返します。

それで嫌な感じがなくなればOKです。

それでも嫌な感じがある場合、自分で不快な場所を見つけて指圧+置き鍼をします。

本当は自分で鍼をしてもよいのですが、手や肩、背中だと鍼をするのが難しいのです。(手が届かない場所の場合、妻に置き鍼を貼ってもらいます)

そこで、簡単にできる置き鍼を使うことが多いです。

また、鼻づまりや喉の違和感などの場合には、手足にお灸をします。

お灸はもぐさを直接ひねる「透熱灸」というやり方です。

「チクッ」と熱い感じがありますが、患者さんではなく自分なので気にせずやっています(笑)
(患者さんにやるときには、できるだけ熱さを感じないよう慎重にやっています)

1回やったらすぐによくなるというわけではないのですが、3日~4日、寝る前に5分~10分くらいやります。

そうすると、気付いたら鼻づまりや喉の違和感がなくなっていることが多いです。

いずれにしても大事なのは

「症状がきつくなる前の段階の、違和感や嫌な感じのときにすぐに行う」

ということです。

症状がきつくなってからだと治るのに時間がかかり、自分の体調も不安定になるからです。

いつでもよい状態で患者さんを診られるよう、自分の体調を万全にしておきたいと思います。

ボランティアマッサージの取り組みについて

私は2015年5月から、介護施設で月に1回、介護施設の職員を対象としてボランティアでマッサージを行っていました。

2020年3月で始めてから約5年が経過し、このタイミングでいったん終了させて頂くことになりました。

これまで61人、延べ152回の施術を行いました。

特別養護老人ホーム、ショートステイ、デイサービス、訪問看護、清掃部門、事務部門など、様々な部門の方に来て頂きました。

介護というお仕事柄、体の不調を訴える方が多く、「仕事中にぎっくり腰になった」という方もいらっしゃいました。

どうしたら体に負担をかけずに介助ができるか、こんなふうに動いたらどうか、といったお話をさせて頂くことも多く、私自身の勉強にもなりました。

また、介護のお仕事のどんなところが大変なのか、職員の方からお話を聴くことができたのも貴重な経験でした。

とりあえずボランティアマッサージの活動はいったん終了しましたが、また別の形で何かしら社会のお役に立てる活動ができればと考えています。

私の取り組みが、介護施設のブログに紹介されています。
(2018年9月26日のブログです)

http://askaseizanen.blogspot.com/2018/09/

初めて当院にいらした患者さんとの接し方

初めて当院にいらした患者さんとの接し方について、私が考えていることを伝えたいと思います。

どこが、いつから、どんなふうにつらくて、何に困っているのか、過去にどんな病気にかかって、今現在どんな治療をしているのか等、これらは国家資格を持った治療院の場合には、たいてい確認することだと思います。
(国家資格を持っていない無資格のリラクゼーションでは、確認せずいきなり「うつ伏せで寝て下さい」みたいな感じのところもあるようです)

私はそれ以外にも、以下の点に気を付けてお話を伺うようにしています。

・一方的な質問口調にならないようにする

 施術者が聴きたいことばかり一方的に聞くのではなく、患者さんにお話して頂くことを意識しています。

・つらい思いをしてきたことに寄り添う

 長い間痛みが続いていたり、色々な場所に行ってもなかなか改善しなかったり、初めての痛みで不安に思っている等、そんな気持ちに寄り添ってお話を伺います。

・患者さんの方から施術者に確認したいことがあるか伺う

 料金や施術方法、鍼は痛いのか等、初めていらした患者さんは不安な気持ちで来院しているため、その不安を少しでも和らげるために何か聴いておきたいことがないか?を先に確認します。
「今のところありません」と言われた場合でも、「何か聴きたいことがあればいつでもおっしゃってください」とお伝えするようにしています。

初めていらした方は、

どんなことをされるんだろう
鍼は痛くないのかな、お灸は熱くないのかな
すごい高い料金を請求されたらどうしよう

など、気になることはあるでしょうし、私自身も他の治療院で治療を受ける場合、同じような不安な気持ちになります。

だからこそ、そんな患者さんの気持ちを汲み取って、それに寄り添った接し方ができたらいいなと思っています。