勉強が楽しいという話

先日、大学受験を控えた高校三年生の患者さん(以下Aさん)がいらっしゃいました。

Aさんと色々とお話をした中で、

「苦手科目はなく、勉強が楽しい」

と話していたことが印象的でした。

 

 

今は地理にはまっていて、その前は化学にはまっていた、というAさん。

ただ覚えるだけではなく、覚えたことが繋がっていって、だからこれがこうなるんだと分かったときがすごく嬉しいとおっしゃっていました。

私は高校生の時には勉強はあまり楽しく感じなかったので、、、(笑)

勉強が楽しいという感覚を高校生のときから持てていることはすごいなと思いました。

以前に別のブログでも書いたのですが、私は30歳から鍼灸マッサージの専門学校に通いました。

 

ブログ:鍼灸マッサージの専門学校に通って思ったこと
https://nishigahara4-harikyu.com/blog/college-think/

 

 

実は、この時の勉強は結構楽しかったのです。

特に生理学という授業が好きでした。

この生理学、高校生の時には「生物」という科目の授業で、ミトコンドリアがどうとか、DNAが螺旋上にどうとか、正直いって苦手科目でした。

ところが、30歳になって改めて勉強してみると、体の中で内臓はこんなことをしている、こういうホルモンを出すことで体の状態をコントロールしている、といったことが分かるのは、すごく新鮮で楽しかったのです。

おそらく30歳まで生きてきた中で、自分自身が様々な不調を経験したり、暴飲暴食をしたりする中で、どういう時に体が不調になるのか実体験が伴った状態での学習だったことも関係していると思います。

現代社会においては、リスキリングという学び直しが推奨されています。

Aさんとお話したことで、30歳になってからの勉強は楽しかったことを改めて思い出しました。

これからも継続して何かを勉強していきたいと思います。

 

 

私の2024年の漢字は「拡」

毎年発表される、日本漢字能力検定協会の今年の漢字は「金」になりました。

オリンピックの金メダル獲得や政治の裏金問題、闇バイトの金目当ての犯行などが理由だそうです。

Yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/pages/20241205b

 

 

私は2014年からブログを書いているのですが、2016年から自分自身の今年の漢字を考えることにしています。

ちなみに、今まで選んだものは以下の通りです。

年     検定協会  私
——————————————
2016年:  金     実
2017年:  北     忙
2018年:  災     悩
2019年:  令     新
2020年:  密     謝
2021年:  金     縁
2022年:  戦     決
2023年:  税     学


自分自身の一年を振り返って今年の漢字を考えたところ、今年は

「拡」にしました。

 

 


・紹介患者さんの増加により治療院の業績が拡大した(本当にありがたいことです)

・マイナ保険証対応、院内蛍光灯をLEDに変更するなど、設備拡張対応をした

・障害者施設で訪問マッサージを行うという、業務の拡大につながる新しい取り組みができた

 

などの理由から、「拡」という漢字を選びました。

来年も色々な対応ができるよう励んで参ります。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

銀行のキャッシュカードがなくなる未来

先日、私が使っている銀行の一つで「ATM手数料改定」がありました。

この改定は今までにないもので、以下のような内容でした。

・スマホで「アプリでATM」を使うと、いつでも手数料無料

・キャッシュカードでATMを使うと、いつでも有料
 (預金残高の金額、平日・休日、日中・深夜によらず、いつでも有料)

 


キャッシュカードがなくても手数料がかからずATMを使えて便利になったと考える人もいれば、携帯と銀行口座を紐づけるのが不安だという人もいると思います。

私は後者の考えで、セキュリティ面の心配から今のところ携帯と銀行の情報を紐付けることは考えていないため、今後この銀行は使わなくなります。

そこで、今回の件をきっかけに、将来的に銀行のキャッシュカードがなくなる未来を考えてみました。

 

 

現在でも通帳は電子化されているところが増えているので、どの銀行に口座があるかを知る手掛かりはキャッシュカードのみだと思います。

たまに、銀行からお知らせみたいなものが届くこともありますが、おそらくこれもメールかLINEになるのでしょう。

もし、キャッシュカードがない状況で自分が亡くなったらどうなるのでしょうか?

「家族に私の銀行口座は〇〇と△△があるからね」

ときちんと伝えておかなければなりません。

「携帯を見れば分かるよ」という人もいるかもしれませんが、指紋認証や顔認証は解除できるのか、交通事故で亡くなって携帯が壊れてしまった場合はどうするのか?

といったことも真剣に考えないといけないかもしれません。

 

 

また、これは銀行口座だけでなく、物がないサブスクでも同じです。

例えば新聞やサプリなどの定期利用は物が届くので、もし亡くなった人宛に届けば、家族が気付いて解約することができます。

ではアマゾンプライムやネットフリックス、オンラインサロン、ジムの会員登録などはどうでしょう?

これは知っていないとまず気付けないので、物が届かないデジタル契約回りの情報も家族に伝えておかないといけません。

ただ、大抵はお金の引き落としに銀行の口座情報が使われるので、銀行口座を解約できればお金の支払いを止めることはできそうです。
(支払いが継続している場合は、銀行口座解約後の手続きが大変かもしれませんが…)

参考サイト:真宗大谷派(東本願寺)真宗会館
遺産となったネット口座やサブスクとの正しい向き合い方
https://shinshu-kaikan.jp/samgha/syukatu-2

参考サイト:ICTサプライヤーのためのビジネスチャンス発見マガジン
万が一自分が死んだら? 家族に「デジタル遺産」を残す方法
https://www.pc-webzine.com/article/1824

 

 


今回はある銀行のATM手数料改定のきっかけに、キャッシュカードがなくなったらどうなるかを考えてみました。

自分が死んだ場合、家族ができるだけ困らないように、銀行口座やサブスクの情報をきちんと整理しておく必要があると思いました。

 

高齢者の雇用について

産経新聞に掲載されていた記事からのご紹介です。

「 シニア社員生かせ 待遇改善 」という記事です。(2024/11/8 朝刊)

60歳以上のシニア社員の待遇を現役世代並みに戻したり、定年を延長したりする企業の動きが目立ってきているという内容でした。

背景には、少子化で人手不足が進む中、経験や能力のある人材を確保したいということがあるようです。

 

 

60歳を超えて働く人は増えており、総務省の調査では令和5年は

60代前半で男性84%、女性64%
60代後半で男性62%、女性43%

が就労しているそうです。

また、高年齢者雇用安定法では希望者全員の65歳までの雇用確保が企業に義務付けられ、70歳までが努力義務となっています。

少子化に伴って今後ますます人手不足になるので、高齢者の雇用も増加していくと思います。

 

 

私は個人事業主ですから、自分や家族が元気なら、70代でも働きたいと考えています。

働いて人の役に立つことは嬉しいことで喜びがあって生きがいに繋がりますし、収入を得る手段にもなります。

私が65歳になる20年後には、おそらく年金の受給年齢もさらに上がっていると思いますので、収入を得られる手段があることは大事です。

私がやっているはり・きゅう・マッサージの仕事は体を動かしたり、会話をしたりすることが多いので、ボケ防止にもよいと思います。

ただ、現状のように週6日、9時~20時といった働き方は難しいと思うので、働く日数や時間は徐々に少なくなっていくでしょう。

それでもできるだけ長く働いて、誰かの役に立ちながら社会との繋がりを持ち続けることができたらいいなと考えています。

何歳まで働くのかを考えるきっかけになる記事でした。

 

患者さんの名前が思い出せない

今回は、「患者さんの名前が思い出せない」という話をいたします。

私は治療院以外の場所でも、当院にいらして下さった患者さんとよく会います。

家が治療院の近所ですし、訪問施術に行く際に自転車で移動しているので、歩いているところを見かけることもあります。

外でお見かけした際には、

「〇〇さん、こんにちは!」

とご挨拶できればよいのですが、しばらくいらしていない患者さんですと名前が思い出せないことがあります。

それでも、その患者さんの症状や職業、趣味など、お話したことは結構覚えているのです。

名前が思い出せないときでも、「こんにちは!」と挨拶はしますが、「お名前なんだったかなぁ」とちょっとモヤモヤした気持ちになります。

 

 

また、外で会うのではなく、飛び込みで治療院にいらした場合。

すぐに名前が思い出せればよいのですが、どうしても思い出せないこともあります。

そんなときでもとりあえず

「こんにちは!」

と挨拶をしますが、頭の中では患者さんの名前を思い出そうと必死です。

飛び込みでいらした患者さんから「予約したいのですが」と言われたら失礼を承知で名前を伺うしかありません。

「以前に△△の症状でいらした方ですよね」

「□□の仕事をしていた方ですよね」

「〇〇さんの紹介でいらした方でしたっけ?」

など、覚えていることはお伝えしつつ、

「申し訳ありません、お名前が思い出せなくて。お名前はなんでしたっけ?」

という感じで、『名前は思い出せないけれど、あなたのことは覚えていますよ』という些細なアピールをします(笑)

 

 

実は先日の休みの日、よく行く飲食店で患者さんと会ったのですが、しっかりと名前を思い出して名前で声をかけることができました。

同じ日に外を歩いている時、ベビーカーに赤ちゃんを乗せて歩いてた患者さんと会ったのですが、患者さんの名前だけでなく、赤ちゃんの名前もなんとか思い出すことができ、ホッとしました。

 

以前に、何かの本で読んだのですが、あるお医者さんが患者さんの名前を思い出せないときの対処方法が書いてありました。

「あなたのお名前はなんでしたっけ?」

と患者さんに伺い、患者さんは「〇〇です」と答えたら、

「いや、苗字は分かっているから、下の名前を伺いたいのです」

と答えたそうです。(珍しい苗字の場合はかなり苦しいですが…)

年齢を重ねるとともに、思い出せないことは増えていくかもしれませんが、できるだけ覚えているという誠意は伝えたいです。