先日、大学受験を控えた高校三年生の患者さん(以下Aさん)がいらっしゃいました。
Aさんと色々とお話をした中で、
「苦手科目はなく、勉強が楽しい」
と話していたことが印象的でした。
今は地理にはまっていて、その前は化学にはまっていた、というAさん。
ただ覚えるだけではなく、覚えたことが繋がっていって、だからこれがこうなるんだと分かったときがすごく嬉しいとおっしゃっていました。
私は高校生の時には勉強はあまり楽しく感じなかったので、、、(笑)
勉強が楽しいという感覚を高校生のときから持てていることはすごいなと思いました。
以前に別のブログでも書いたのですが、私は30歳から鍼灸マッサージの専門学校に通いました。
ブログ:鍼灸マッサージの専門学校に通って思ったこと
https://nishigahara4-harikyu.com/blog/college-think/
実は、この時の勉強は結構楽しかったのです。
特に生理学という授業が好きでした。
この生理学、高校生の時には「生物」という科目の授業で、ミトコンドリアがどうとか、DNAが螺旋上にどうとか、正直いって苦手科目でした。
ところが、30歳になって改めて勉強してみると、体の中で内臓はこんなことをしている、こういうホルモンを出すことで体の状態をコントロールしている、といったことが分かるのは、すごく新鮮で楽しかったのです。
おそらく30歳まで生きてきた中で、自分自身が様々な不調を経験したり、暴飲暴食をしたりする中で、どういう時に体が不調になるのか実体験が伴った状態での学習だったことも関係していると思います。
現代社会においては、リスキリングという学び直しが推奨されています。
Aさんとお話したことで、30歳になってからの勉強は楽しかったことを改めて思い出しました。
これからも継続して何かを勉強していきたいと思います。