赤外線ライトや温める道具の話

先日いらした40代の患者さん(以下Aさん)から言われた話です。

Aさんは、他の院で鍼治療を受けたことがあり、その時に楽になったため、当院でも鍼治療を希望されていました。

鍼を行う際、赤外線ライトを付けたら

「なんか背中が温かいですけど、これはどうやって温めているのですか?」

と聞かれました。

『鍼はどうしてもお肌を露出する必要があるので、お体が冷えないよう赤外線ライトを使って温めています』

とお答えしました。

 

 

Aさんはいくつかの院で鍼治療を受けたことがあるそうですが、赤外線ライトで温めてもらったことは一度もなかったようです。

私が鍼治療をしていた施術所や今まで施術を受けた鍼灸院では赤外線ライトがあるところが多かったですが、たまにないところもありました。

赤外線ライトがない場合はタオルをかけることが多いと思いますが、タオルのかけ方やタオルの重さによっては、鍼が刺激されて深く刺さってしまい患者さんが苦痛を感じることもあります。

ちなみに、当院では赤外線ライト以外にも、

・ベッドを温かくする電熱マット

 

・手足を温めるバリアホット

 

 

も併せて使用しています。

冬は寒くなりますし、夏でも冷房で体が冷えることはよくあります。

体が冷え切った状態だと筋肉も無意識に緊張して力が入ってしまうので、少しでも温かい状態、心地よい状態で施術を受けていただくことを考えています。

このことをAさんにお伝えしたら「色々と考えてやられているのですね」と喜んで下さいました。

鍼灸マッサージの施術以前に、まずは患者さんが安心できる心地よい環境が大切です。

次回は施術の環境のことを書きます。

 


【この記事を書いた人】

photo 西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。
はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師の国家資格を持ち、病気の治療、予防のお手伝いをしています。

たった一人でも、「治療に来てよかった」と満足していただき、 人生を豊かに過ごすお手伝いをすることを理念としております。
お気づきの点や質問等ございましたら,どうぞご遠慮なくお聞かせくださいませ。

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