宮崎中央新聞の記事からのご紹介です。
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徳武産業代表取締役の十河孝男さんの「一歩を踏み出すとき」という記事です。
徳武産業は、足の不自由な高齢者が障がい者のためのケアシューズ「あゆみシューズ」をつくっている会社です。
90歳を過ぎたおばあさんが足が不自由で車椅子生活にも関わらず、きっと歩けるようになると信じて徳武産業の靴を購入したという話が紹介されていました。
実際、半年後にそのおばあさんは本当に少しですが歩けるようになったそうです。
そのときにピンクのあゆみシューズを嬉しそうに履いていました。
それからなくなるまで元気に歩き、最後は棺の中にあゆみシューズを入れられたそうです。
徳武産業は「人生最後の靴を作っている」という責任感で仕事をしておられます。
他にも、
靴をペアではなく片方でも売る
つまずき防止のための独自の工夫
個々のお客に対応したパーツオーダーシステム
など高齢者のニーズに答えるための手間・費用を惜しまず、
「いかにお客様に最後まで歩いていただける靴を提供できるか」
を考え、格安でシューズを提供している点は素晴らしいと思いました。
徳武産業は坂本光司さんの「日本でいちばん大切にしたい会社3」にも紹介されています。
日本でいちばん大切にしたい会社3