「養生のヒント」からのご紹介です。
養生のヒント(KADOKAWA)
五木寛之 著
今回は第一章の中の「自分の体を過保護にしない」からのご紹介です。
食べ物はよく噛んで食べたほうがよいということを聞いたことがあります。
しかし、いつもよく噛んで食べ物をドロドロにして胃に送り込むと、胃のほうも怠けて働かなくていいやと思い込んで働きが鈍くなるという話が紹介されていました。
これは納得できる話だと思いました。
発熱したときにすぐに薬を飲むのと似たような話だと思います。
基本的に熱が出るのは体の自然治癒力による発汗作用が働いているのに、それを薬で無理やり解熱してしまう。
すると、体の自然治癒力は衰えていくと思います。(もちろん本当に解熱薬が必要な場合もあると思いますが…)
健康に良いと思って続けていることが、案外体の機能を鈍くしていることもあるということを実感した話でした。
養生のヒント