私には治療家として、師匠と呼べる先生が3人います。
他にもお世話になったり勉強会で出会った先輩や先生はたくさんいますが、師匠と呼べるのは3人の先生です。
3人の先生とは、いずれも5年以上の付き合いがあります。
①府中の先生
②武蔵小山の先生
③光が丘の先生
どの先生にも共通しているのが、常に学び続けているということです。
それぞれの先生との出会いや学んだことを3回に分けて書いていきたいと思います。
1回目は「①府中の先生」のことを書きます。
まず、私が治療家を志すきっかけとなったのが府中の先生です。
府中で一人で開業されていて、私がシステムエンジニアだった23歳の頃に治療院へ伺いました。
府中の先生と出会えていなかったら私は、はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師(以下鍼灸マッサージ師)になっていなかったと思います。
ホームページのプロフィール:治療家を志したきっかけ
https://nishigahara4-harikyu.com/profile.html
府中の先生も、会社員として働いていた時に体調を崩したことがきっかけで、30代後半から夜間の鍼灸マッサージの専門学校に通って鍼灸マッサージ師の国家資格を取ったという方でした。
この話を聞いたからこそ、会社勤めをしながらでも鍼灸マッサージの専門学校に通うことができるのかと思い、私もやってみようと決断するきっかけになったのです。
とはいえ、最初は「鍼灸マッサージの専門学校に行くことを考えています」と相談したら、食べていくのが大変だからやめた方がよいとも言われましたが…(笑)
それでも、私が専門学校に通っている間も、少しずつ鍼灸マッサージに関することを教えて下さいました。
鍼灸マッサージ師の国家試験に合格した際には「鍼灸真髄」という本を頂戴し、とても嬉しかったことを覚えています。
鍼灸マッサージ師の資格を取得してからは、私が府中の先生に鍼灸マッサージをやらせてもらいながら、アドバイスをいただくこともありました。
また、府中の先生のところにいらしている患者さんに、実際にお身体を触らせていただき勉強したこともありました。
本当にありがたいことです。
私が現在治療で使っている操体法やアレクサンダーテクニークも、府中の先生から本を紹介していただいたことがきっかけで興味をもって学び始めたのです。
そのため、現在の私の治療スタイルは、府中の先生のやり方がベースになっています。
そのほかにも、私が最初に勤務した治療院にわざわざ施術を受けに来て下さったり、私が開業した際には開業祝いに心理学の書籍や扇風機をプレゼントして下さったりと、ずっと気にかけて下さり、とてもありがたく嬉しく思います。
2021年には、私の治療院に施術を受けに来て下さいました。
また、昨年末は、久々に一緒に食事をし、患者さんの症状の相談や治療院の経営の話をしました。
府中の先生は、現在では以前より営業日数を少なくして、治療家を続けていらっしゃり、現在24年目だそうです。
私も府中の先生を見習って学ぶ気持ちを忘れることなく、長く治療院を続けていけるように頑張りたいです。