揉まれてゆるんで癒されて(朝日文庫)
ジェーン・スー
リラクゼーションサロンの放浪記で面白おかしく読みました。
本書に出てくるヘッドスパやアロママッサージ、生姜温熱療法、足裏の角質ケアなどはやったことがないため、どんなことをやっているのだろうと興味深かったです。
当然ハズレのお店もあるのですが、なぜハズレなのか、その考察もしっかり書かれていて参考になりました。
また、様々な施術やお店に対して、患者さん目線で、どんなことを考えているのか、どこを見ているのかなども知ることができたのがよかったです。
「体だけでなく心を癒す」という言葉が所々に出てきますが、私自身も心掛けていることです。
話を聴くこともあれば、黙って寄り添うだけのこともあり、どういった対応をすべきかは、その時々で異なります。
さて、ここからは個人的な経験とそれを踏まえた意見です。
私自身もシステムエンジニアだった20代の頃から、頭痛や首肩こりなど体の不調を整えることを目的として、整骨院、鍼灸、マッサージ、整体、気功などを経験しました。
個人的には、強すぎたり、長時間揉まれたりすると、頭痛がしてくるので、適度な施術が好みです。
体の不調を整えるのはもちろん大事ですが、自分のストレスの原因となっていることを相談したり話をしっかり聴いてもらえることで、より体が整っていくと考えています。
ただ、基本的に無資格のリラクゼーションには行きません。
まだシステムエンジニアだった20代の頃に行って、かえって体の状態が悪化したことがあるからです。
当時は知らなかったのですが、リラクゼーションとマッサージ(あんま、指圧も含む)は違います。
人間の体の機能や構造についてほとんど勉強もせず、施術していることも多いと思います。
何を選ぶかは、人それぞれですが、どの施術を受けるにしてもマッサージとリラクゼーションの違いなどは知っておいた方がよいかと思います。
以下、参考情報として過去に書いたブログを載せました。
治療院の選び方
https://nishigahara4-harikyu.com/insurance_treatment.html
理容業界とマッサージ業界の10分施術の違い
https://nishigahara4-harikyu.com/blog/10minutesdifference/

揉まれて、ゆるんで、癒されて――今夜もカネで解決だ (朝日文庫)