今回は、短時間、低価格の施術に関する話です。
最近は、理容業界でもQBハウスさんがやっているような
「カット専門で10分で1000円」
といったサービスがでています。
もちろん、カットだけでなく洗髪や髭剃りもやってくれる3000円から5000円くらいのお店もあります。
マッサージ業界でも似たような話があります。
てもみんやリラクなど、慰安マッサージ業界の「10分で1000円」というサービスがあります。
一方、○○治療院では、部分治療ではなく全身を診ることにより3000円から5000円くらいかかるところもあります。
しかし、理容業界とマッサージ業界では1つ明らかに異なる点があります。
それは「施術者が国家資格をもっているかどうか」ということです。
理容の仕事をしていて国家資格をもっていないということはほとんど考えられません。
(過去にカリスマ美容師が実は国家資格をもっていないと騒がれたことはありましたが…)
一方、マッサージを10分 1000円でやっているところは、国家資格をもっていなくてもできます。
それは「治療行為」ではなく、「慰安行為」であり、慰安行為は国家資格がなくてもできるからです。
この話と関連しますが、今年の5月に消費者庁から、
「法的な資格制度がない医業類似行為の手技による施術は慎重に」
という文書が発表されました。
どちらを選ぶかは消費者の自由です。
ただ、マッサージの場合、理容業界と違って国家資格をもっていない可能性があることを知っておくのは必要なことだと思います。
参考:無資格者と有資格者の区別