新しい温灸を導入しました

今回は当院で使用しているお灸について紹介します。

当院ではお灸として、以下の2種類を使い分けています。

①透熱灸
もぐさを皮膚に直接乗せて燃焼させます。
皮膚に直接刺激することで免疫機能を活性化させる効果があります。

②温灸
もぐさが包まれている台座上のものを乗せて燃焼させます。
①透熱灸と比べると刺激が弱くて、体を温める効果があります。

 


上記②温灸については、今まで「せんねん灸 レギュラー 伊吹」という商品を使っていました。

ところが、患者さんの中には

・冷えが強すぎて、せんねん灸の熱さを全く感じない

・脳血管障害や脊柱管狭窄症などによる感覚麻痺で血行が悪くなっている

というケースも見られるようになり、今までの「せんねん灸 レギュラー 伊吹」だけで対応するのが難しくなってきました。

 

 

そのため、今年(2023年)から「ユニコらくらく灸 レギュラー 」という商品を導入し、使い始めました。

それぞれの商品の温度と持続時間は以下の通りです。

商品名:
温度、持続時間

せんねん灸 レギュラー 伊吹:
約43~45°C、約3~4分

ユニコらくらく灸 レギュラー :
約57~60°C、約7~8分

 


当院にいらしている患者さんの中に、脊柱管狭窄症で下肢の痛みとしびれが強く片側が冷えて血行不良になっている方がいらっしゃいます。

こちらの患者さんは「ユニコらくらく灸 レギュラー 」を使うことにより、少しずつ足が温かくなってきて下肢の痛みとしびれが緩和しているので、よい結果が出ています。

ただ、以前の温灸よりも温度が高く、火傷に注意しながら慎重に使っていく必要がありますので、上手に使い分けていきます。

今後も患者さんの症状や状態に合わせて、臨機応変に新しいものを取り入れていきたいと思います。

 

 


ユニコ らくらく灸 レギュラー 48壮 セルフお灸 大きなもぐさで温灸効果が長続き じっくり温熱

【この記事を書いた人】

photo 西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。
はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師の国家資格を持ち、病気の治療、予防のお手伝いをしています。

たった一人でも、「治療に来てよかった」と満足していただき、 人生を豊かに過ごすお手伝いをすることを理念としております。
お気づきの点や質問等ございましたら,どうぞご遠慮なくお聞かせくださいませ。

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