産経新聞に掲載されていた記事からのご紹介です。
「週休3日制 広がる企業」という話です。
週休3日制の勤務が可能となる企業が増えてきた理由として、働き方を柔軟化し多様な働き手を確保する狙いがあるという内容でした。
1日の勤務時間を増やすことで休みが多く取れるメリットがある一方で、給料が減ったり仕事が終わらなくなるというデメリットも考えられます。
週休3日制の導入可否は、仕事の業態や内容も大きく関係すると思いました。
デスクワークが多い仕事では、比較的導入しやすいと思います。
また、従業員がたくさんいる企業の場合にも、仕事の分担ができれば導入しやすそうです。
一方、
・学校の先生や、医療・介護の現場などは、日中の人員が少ないと困る
・工事現場や植木屋さんなど、日中の明るい時間帯でないとできない仕事は難しい
・デパートや商店など、お客様に来店してもらうお店では、勤務時間を長くしてもお客様がいらっしゃらないかもしれない
など、導入が難しい業種もありそうです。
ちなみに、当院のようなお店をやっている個人事業主も難しそうです。
休みを増やすにあたり、1日の勤務時間を増やす必要がありますが、例えば朝6時から営業を始めたり、24時まで営業時間を伸ばしても、その時間帯に患者さんがいらっしゃるかは分からず、勤務時間を長くしてもその分の収益が見込めないからです。
とはいえ、週休3日制といった新しい働き方が広がることで、休日の使い方が変わったり、育児や家事に使える時間が増えたり、新しいことを学ぶ時間が増えたりと、時間の使い方の幅が広がりそうです。
そもそも、昭和の時代は休みは日曜日だけで、週休2日制が広がり始めたのは、昭和55年頃からだそうです。
参考:【昭和の皆さんは頑張った?】週休2日制っていつからできたのか?
https://middle-edge.jp/articles/NqnEE
社会の変化に合わせて様々な制度が変わっていくので、もしかしたら10年後、20年後は週休3日制が当たり前の時代になっているかもしれません。