産経新聞に掲載されていた記事からのご紹介です。
台北市長の柯文哲(か・ぶんてつ)さんの新型コロナウイルス対策に関する記事が印象に残りました。
台湾は2003年に発生したSARS(重症急性呼吸器症候群)で大きな被害にあっています。
その教訓を生かして、今回の新型コロナウイルスでは感染拡大および市民への生活への影響を最小限に抑えている国です。
柯文哲さんは元外科医であるため、防疫を交通事故の負傷者を救助するときの手順に例えて説明していました。
・まずは感染拡大を抑える「止血」
・次に、潰れそうな企業を助ける「輸血」
・それから経済を回復させるために景気対策をするのが「手術」
出血を止めずに手術をすることは危険であり、この順番を間違えるとうまくいかないという説明は非常に分かりやすかったです。
日本でも現在、医療と経済の両立を目指しながら、感染拡大を抑えるべく新型コロナウイルスの対策を行っていますが、感染者の数がなかなか減らず難しい状況です。
台湾の事例を参考にしながら、1日も早く新型コロナウイルスの感染が収まることを願っています。