先日、当院に定期的にいらしている20代の女性患者さんと話した内容を紹介します。
こちらの患者さんは、お休みが木曜日・日曜日・祝日というお仕事で、平日休みはレジャースポットが空いていていいけれど、やはり連休がほしいとおっしゃっていました。
そこで私が
「ハッピーマンデーの時には連休になるじゃないですか」
とお伝えしたら、
『ハッピーマンデーって何ですか?プレミアムフライデーみたいなものですか?』
と聞かれました。
皆さんは、「ハッピーマンデー」をご存じでしょうか?
以下、ウィキペディアから引用します。
ハッピーマンデー制度(ハッピーマンデーせいど)とは、日本において国民の祝日の一部を、従来の固定日から特定週の月曜日に移動させた法改正である。
公務員や中規模以上の企業を中心に週休2日制が浸透したため、月曜日を国民の祝日とする事によって土曜日・日曜日と合わせた3連休とし、余暇を過ごしてもらおうという趣旨で制定された。
引用元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハッピーマンデー制度
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%BC%E5%88%B6%E5%BA%A6
ハッピーマンデーが初めて適用されたのが2000年の1月の「成人の日」からで、同じ年に10月の「体育の日」(2020年に「スポーツの日」に変更)、2003年に7月の「海の日」と9月の「敬老の日」も適用されました。
世代によってはハッピーマンデーを知らず、月曜日が祝日で3連休になるのが当たり前なのかもしれませんが、以前は上記の祝日も日付が固定されていたのです。
ちなみに、今では当たり前の週休2日制ですが、昭和の時代は休みは日曜日だけで、週休2日制が広がり始めたのは昭和55年頃からだそうです。
参考:【昭和の皆さんは頑張った?】週休2日制っていつからできたのか?
https://middle-edge.jp/articles/NqnEE
制度が定着するとそれが当たり前となるため、由来や意図を知らないことも多いということを実感する出来事でした。