運転者 未来を変える過去からの使者


運転者 未来を変える過去からの使者(ディスカバー)
喜多川泰

運を変えるのが仕事というちょっと変わったタクシー運転手と、自分ばっかりひどい目にあって運が悪いと思っている男の人生を変えた渾身の感動物語です。

運がいい、悪いとはどういうことか。運を貯めるにはどうしたらよいか。
損得だけでなく、どうしたら楽しい人生を送れるのか、そのヒントが満載の一冊でした。

物語は修一と運転者が中心に展開されていくのですが、修一の父や祖父、娘などそれぞれの時代に生きた人が自分の役割をいかに果たすかという壮大な物語に仕上がっています。

最後まで読んだ後に、プロローグを読み直すと、ちょっとした発見があっておもしろいです。

以下、特に印象に残った内容を抜粋しました。

・運はいい、悪いで表現するものじゃない。使う、貯めるで表現するもの。先に貯めるがあって、ある程度貯まったら使うことができる。

・ほとんどの人が相手のそれまでの人生になんて興味がなく、この人お客さんになってくれるかなって自分の財布の中身を増やしてくれる人かどうかばかり考えている。相手のことに興味をもって、何でもいいから接点を見つけて、会話が始まれば「見知らぬ人」ではなくなり、それが重なると「知人」になり「友人」になり、ときに「恩人」になっていく。そのきっかけを生む方法は上機嫌でいること。そのためには損得から離れて、「楽しそう」、「おもしろそう」で動いてみるとよい。

・誰かの努力、ひたむきな姿勢は、他の人に感動を与え、自分も頑張ろうと思わせ、幸せをもたらす力がある。

・自分の人生にとって何がプラスで何がマイナスかなんて、それが起こっている時には誰にも分からない。プラス思考というのは、どんなことが起こっても、起こったことを自分の人生において必要な経験に変えていくこと、大切な経験だと思えること。

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