産経新聞 2017年9月6日 曽野綾子さんの「透明な歳月の光」の記事からのご紹介です。
曽根さんは10年ぶりに日本旅館へ温泉旅行に行かれたそうです。
その際、日本風の家屋の生活というのは全てリハビリにつながっていると気付いたそうです。
手足の不自由な人にとっては、畳で暮らすということ自体が大変だからです。
手術後、病院のリハビリルームにわざわざ行かなくても、畳の部屋で寝起きし、庭か畑に出て軽作業をすれば、それ以上の手足のリハビリはない、と曽根さんはおっしゃっています。
私もこの考え方に共感しました。
畳みだと、起き上がるところから大変で、いかに手足を駆使するかが大事になり、その行為そのものがリハビリになります。
不便さの中にも、意外な効用があることを学びました。