日本講演新聞(宮崎中央新聞社)の記事からのご紹介です。
宮崎中央新聞社のサイト
https://miya-chu.jp/
本新聞に紹介されていた、理念と仕組み研究所代表の加藤八十司さんの「目標は数字ではなくあり方」の話が印象に残りました。
アメリカのある大学が何人かの人に、「6ヶ月後」、「2年後」、「12年後」の目標を決めてもらい、二つのタイプに分ける調査をした話が紹介されていました。
一つは物質的目標をあげた人たち。
(2年後までに売り上げ○○にするなど)
もう一つは「あり方」を目標にあげた人たち。
(地域の人に笑顔になってもらいたいなど)
その結果、どうなったか。
物質的目標をあげた人たちは、目標を達成した・していないに関わらず、時間が経つにつれて幸福感が次第に下がる傾向が見られました。
一方、「あり方」を目標にあげた人たちは、目標を達成した・していないに関わらず、時間が経つにつれて前向きになり、人生における幸福感、充実感が次第に高まる傾向があったそうです。
このことから何が言えるのか。
自分が何に貢献して、何のためにやっているのかということが、幸福感と関係すると加藤さんはおっしゃっています。
この話の中で、長野県にある伊那食品工業の塚越顧問の名言が紹介されていました。
「利益は健康な体から出るウンチである」
みんなウンチをしようと思って食べているわけではなく、健康な体であればウンチは自然と出てきます。
つまり、他者や社会に貢献して幸せを先に渡すことで、その結果として自然と利益というものが出てくるという話です。
何か目標を立てようと思うと、ついつい目先の数字が気になってしまいます。
でも、「どうありたいのか」を目標にして、それが達成できるよう地道に励んでいれば、その結果として成果はついてくるのだと思います。
このことを忘れずに、「あり方」を目標にして、精進していきたいです。