昨日、大相撲一月場所を観戦してきました。
お昼頃に国技館に到着し、まずは大相撲の年間カレンダーを手に入れるため行列に並びました。
毎年一月場所で、大相撲のスケジュールが掲載された年間カレンダーが配布されていて、それを頂きたかったのです。
これがあれば、年間の大相撲のスケジュールが一目瞭然なのです(笑)
カレンダーを頂いたあとは、お弁当を買って幕下の相撲を観戦しながら食事をしました。
今回は、幕の内弁当と焼き鳥です。
前回は力士弁当を買ったのですが、かなり具材が偏っていたので、今回は幕の内弁当にしてみました。
しばらく相撲観戦をし、そのあとは国技館の地下で定番のちゃんこを食べました。
今回のちゃんこは塩味のちゃんこで、とてもおいしかったです。
その後、館内の相撲博物館へ行ってきました。
今回の展示は「龍づくし展」で、本年の干支である龍にちなみ、大相撲の世界で見られる龍を紹介する催しを見てきました。
力士が土俵入りする際に付ける化粧廻しや、行司がずっと手に持っているうちわみたいなもの(軍配というそうです)、普段来ている浴衣など、龍が描かれているものが色々と展示されていて楽しめました。
さて、そのあとは館内を少し散歩し、再び相撲観戦です。
本場所は、
・先場所優勝した大関の霧島が横綱昇進をかけて二場所連続優勝となるか
・関脇の琴ノ若は13勝すれば、3場所で33勝となり大関昇進の目安を達成する
といった状況です。
観戦した中でもいくつか見どころがありましたので、順番に紹介していきます。(少しマニアックな説明となるため、相撲を知らない人には分かりにくかもしれませんが…)
①幕下の取り組みで怪我で休場していた人気力士が復帰
幕下の取り組みで、怪我で長期離脱していた伯桜鵬と若隆景が復帰して元気な姿を見ることができました。
幕下の場合、毎日取り組みがあるわけではなく、2日か3日に一度だったのですが、私が観戦した日は偶然、二人とも取り組みがある日でラッキーでした。
二人の取り組みは大歓声。その声援に後押しされながら、二人とも見事な相撲で勝ち星をあげました。
②久しぶりの横綱土俵入り
力士は取組前に、「土俵入り」といって東西に分かれて順番に登場し、四股踏み(力足)と手拍子を打ち、天長地久を祈り、地の邪気をはらい清めて安全を願う儀式を行っていて元来は神に祈る儀式であったのが、近年は顔見せ、勢ぞろいの意となりました。
ただし、横綱は特別で、露払い(つゆはらい)と太刀持ち(たちもち)を従えて入場し、単独で土俵入りを行います。
柏手を打って、右足→右足→左足の順に四股を踏むのですが、観客から「よいしょ!」と掛け声が飛び、とても盛り上がります。
2024年1月時点で、横綱は照ノ富士だけですが、怪我で休場が続いていました。
今回は照ノ富士が怪我から復帰したため、久しぶりの横綱土俵入りが見られて、館内は熱い声援に包まれていました。
③石川県出身力士の頑張り
今年の元旦に起きた大震災でいまだに避難生活が続いている厳しい状況ですが、石川県出身力士である遠藤と新入幕の大の里には、大声援が送られていました。
大の里は新入幕ながら、現在二敗と好成績のため、大関の豊昇龍との対戦が組まれ熱戦でした。
私が観戦した日は、残念ながら二人とも負けてしまいましたが、その頑張りが被災者を少しでも元気付けることになればいいなと思いました。
④人気力士同士の取り組み
私が観戦した日は11日目で終盤だったのですが、さきほど紹介した「大の里-豊昇龍」以外にも人気力士同士の取り組みがあり楽しめました。
翠富士-翔猿
正代-熱海富士
若元春-玉鷲
阿炎-宇良
琴ノ若-王鵬
霧島-大栄翔
照ノ富士-阿武咲
今回は番狂わせはなく、番付が上の力士が順当に勝ちましたが、土俵際で粘ったり、激しい突っ張りあいがあったりとハラハラドキドキでした。
ただ、今回は残念なこともありました。
それは怪我で休場した力士が多かったことです。
11日目の時点で、貴景勝、朝の山、髙安、北勝富士、北青鵬、碧山、琴恵光と、幕内力士だけで7人も休場しているのは珍しく、それだけ観戦できる取組も少なくなるのは悲しかったです。
とはいえ、無理をするのは良くないので、まずはじっくり怪我を治してまた元気な姿を見せてほしいです。
残りはあと4日、優勝争いは混戦模様です。
残りの結果はテレビで楽しみたいと思います。