宮崎中央新聞の記事からのご紹介です。
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作家のひすいこたろうさんの「The ひすいコラム」という記事です。
ここでは、どっちを見るかで人生は大きく変わるという話が紹介されていました。
1991年、青森県を巨大台風が襲い、りんご農家は大打撃を受け嘆き悲しんでいました。
ところが、みんなが落ちているりんごを見て悲しんでいる中で落ちなかったりんごを見て
「巨大台風でも落ちなかったりんごを受験生に向けて売ったら喜ばれる」
と考えた人がいて、それが飛ぶように売れて危機を乗り切ったという話です。
りんごが落ちたという事実に対して、悲しむのか、発想を転換して受験生を喜ばせると考えるのか。
現代の私たちは「ない」、「足りない」とないものばかり見ています。
でも、昔に比べると交通手段は発達しているし、携帯電話もあるし、インターネットで簡単に検索もできます。
「ある」と見るか、「ない」と見るかで目の前の現実は大きく変わります。
あるものに目を向けていくと、それがあることに感謝の気持ちが芽生え、それが幸せだと気付くという話に共感できました。