産経新聞の「スポーツ茶論(サロン)」に掲載されていた記事からのご紹介です。
NPO法人アダプテッドスポーツ・サポートセンターの創始者で、大阪体育大学客員教授の高橋明さんのお話です。
世の中が新型コロナウイルス感染問題で、イベントなどが自粛になり、ネガティブな社会になっているとき、パラスポーツを通して
「何ができないかではなく、何ができるかと可能性に目を向ける」
という記事が読者にも元気を与えると言います。
両足が動かなくても、車イスを使うことでバスケットボールができる。
ネットの高さを低くしてコートも狭くすれば座ったままバレーボールができる。
できることに着目し、用具やルールを工夫しながら行われているのが「障がい者のスポーツ」であるという内容でした。
高橋さんは、障がい者のスポーツを考えるときは2つのソウゾウリョク(想像力、創造力)と1つの挑戦が大切と言っています。
想像力を働かせてできることを考え、どのようにしたらできるかアイディアや工夫を創造する。
そうすることで、できなかったことができるようになり、様々なことに挑戦して自信も生まれる。
現在、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴って、多くの方が仕事や日常生活で不自由を強いられています。
そんな時だからこそ、「こんなときだからこそ、何ができるか」を改めて考えたいと思いました。