産経新聞に掲載されていた記事からのご紹介です。
「ラジオ聴取で右脳活性化」という内容です。
インターネット上でラジオ配信をしているradiko(ラジコ)の運営会社が、ラジオ聴取と脳の働きの関係性をMRIを用いて検証しました。
調査は、大学生を対象に1日2時間以上、1ヶ月にわたってラジオを聞き、聴取前後の脳の状態を観測。
その結果、ものの形や人の顔などイメージ記憶をつかさどる右脳の一部が活性化している様子が見られたそうです。
監修をしている脳内科医の加藤俊徳医師は、
「耳から入ってきた情報を聞き分け、意味や情景を想像することで脳の働きが活性化している」
と分析しています。
まだ調査対象人数は少ないのですが、今後人数を増やしてどうなるか期待したいです。
今回はラジオ聴取による検証でしたが、耳から入ってきた情報という意味では、「絵本の読み聞かせ」や「音楽を聴く」といった行為でも、同様に脳の働きを活性化させる可能性があると思います。
それが今後どう生かされるかは分かりませんが、医療や介護の現場で何かしら活用できたらいいなと思いました。