今回は、ピアノの話です。
先日、ピアノを習っている患者さんから指が痛くなるという話を聞きました。
また、別の患者さんでクラリネットを習い始めたという方も指が痛くなるという話をしていました。
その際、患者さんから
「先生はピアノをやっていて、指が痛くならないですか?」
と聞かれました。
現在ピアノを習い始めて10ヶ月目ですが、幸いなことに、今のところ全然痛くならないのです。
その理由は二つあると考えています。
一つは、指を使うことに慣れていることです。
実は、10年くらい前に鍼灸マッサージの仕事を始めてから、半年くらいずっと指から手が痛かったのです。
それまでは12年間システムエンジニアの仕事をしていたので、パソコンのキーボード操作が中心だったのが、仕事が変わって手全体を使うようになったからだと思います。
その半年の間、温めたり、冷やしたり、もんだり、さすったり、色々なことをしました。
どれもちょっと良くなるくらいで根本的な解決にはならなかったのですが、半年くらい経つと指から手の痛みがほとんど感じなくなっていました。
それは鍼灸マッサージを行う際、
・手や指の力を使うのではなく、体全体を使って行うことを学んだ
・手や指を反復して動かすことに慣れた
ということが関係していると思います。
そのため、ピアノでちょっと指を動かしても、鍼灸マッサージの仕事としてずっと指を動かしていたことに比べると大した負担になっていないのです。
もう一つは、まだ指が複雑に動くような曲を弾いていませんし、練習時間が少ないということです(笑)
まだ1年目の初心者なので、難しい曲を弾いていないのも関係あると思っています。
これが少し慣れてきて指の動きが複雑な難しい曲の場合はどうなるか分かりませんが、一つ目の理由を考えるとおそらく大丈夫だと考えています。
ピアノ演奏はまだまだ下手ですが、指が痛くならないというのは唯一、他の人より優れている点かもしれないなぁと思いました。