平均化訓練(春秋社)
野口 晴胤
私たちが体を動かすとき、習慣やクセで無意識に筋肉が動きますが、その中には働きすぎる筋肉とほとんど働かない筋肉があり、偏った使い方をしており、それを本書では偏り運動と読んでいます。
偏り運動は自分がいつの間にか学習した、弱い筋肉や動かしにくい場所を避ける楽な動き方で、各自の癖や習慣として定着しています。
それに気が付いて、働いていない筋肉を意識的に使うことで、働いていない部分は力が入り、過剰に働いている部分は緩んでいき、偏り運動が平均化していくという発想は説得力がありました。
とはいえ、自分の中の使っていない筋肉に気が付き、それをどうやって使っていくのか、実際にやってみないと分かりません。
そこで、後日、平均化訓練の講座に参加して体験してみようと思います。
講座の感想は改めてブログで報告させていただきます。
偏り運動という考え方を、患者さんの予防やセルフケアの一環として、当院の施術にも取り入れていけたらいいなと考えています。
平均化訓練