「二八(ニッパチ)」という言葉をご存じでしょうか

商売をしていると、よく「二八(ニッパチ)」という言葉を聞きます。

皆さんは、「二八(ニッパチ)」という言葉をご存じでしょうか?

二八(ニッパチ)とは、2月と8月は商売が低調で売上が下がるという意味の言葉で、昔から使われているようです。

 

 

理由としては以下のことが考えられます。

・季節的に2月は寒く、8月は暑くなり、お客さまの外出、購買意欲が下がる

・2月は28日しかなく(4年に一度29日もある)、8月はお盆休みがあり、営業日数が少ない

・年末年始は多くの行事があり、その反動で2月は出費を抑えようとする

・7月はお中元、12月はお歳暮があり、その反動で8月、2月の出費を抑えようとする

・8月はお盆や長期の休暇で旅行などに出かけてるため、物を買わない

 


ちなみに、2018年に経済産業省が調査した内容によると、小売業の活動が2月になると落ち込むというデータが発表されています。

2月は他の月に比べて、2~3日ほど日数が少ないため、その分落ち込むことはありえます。その一方、8月については前後の月と比較して落ち込む傾向はないようです。

ただ、百貨店の衣料品は、2月と8月に大きな落ち込みが見られるとのことでした。

引用:経済産業省
「二八(にっぱち)」って聞いたことありますか?
https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/hitokoto_kako/20160802hitokoto.html#:~:text=%E3%81%93%E3%81%AE%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%82%92%E3%81%8A%E8%AA%AD%E3%81%BF,%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%81%AE%E8%A8%80%E8%91%89%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

現在は小売り業でもネット販売などがありますし、コロナ禍で外食のデリバリーが普及したこともあり、「二八(ニッパチ)」の傾向も変わってきているかもしれません。

 

 

ちなみに、当院では今のところ「二八(ニッパチ)」の傾向はあまり見られません。

当院の場合、2019年6月に開業し、2020年1月からコロナ禍となったため、売上の増減はコロナ感染者の増加の影響を受けていたため、一般的なデータが取れていないかもしれませんが…

商売をやっている身としては、できるだけ季節や天候に左右されずに一定の売上があることが望ましいですが、昨今の猛暑や台風、線状降水帯などの気候では一筋縄では行きません。

商売を永続させるためにできることを考え続けたいと思います。

 


【この記事を書いた人】

photo 西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。
はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師の国家資格を持ち、病気の治療、予防のお手伝いをしています。

たった一人でも、「治療に来てよかった」と満足していただき、 人生を豊かに過ごすお手伝いをすることを理念としております。
お気づきの点や質問等ございましたら,どうぞご遠慮なくお聞かせくださいませ。

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