宮崎中央新聞の記事からのご紹介です。
宮崎中央新聞のサイト
http://miya-chu.jp/
本新聞で紹介されていたサイボウズ社の「新しい働き方」という記事が印象に残りました。
サイボウズではITベンチャー企業ですが、2005年頃までは離職率が28%と高くて人材が定着しないという問題がありました。
そこで、
・残業したくない人は残業しない制度
・子どもの送迎、大学に通いたい人にむけた短時間勤務
・会社に来たくない人のための在宅勤務
など、「100人100通りの働き方」を目指した個性を重んじた働き方を認めたことで、現在の離職率は4%になったそうです。
また、副業を解禁したことでカレー屋を始めたり、農業をやる社員が現れて、社内に新しいビジネスが生まれる事例も生まれました。
さらに働き方の多様化は進み、ほかの会社も見てみたいという理由でサイボウズ社を一度退職しその後、再入社を保証する「育自分休暇」という制度ができました。
外で新しい知識を得た人が会社に帰ってきてくれることで社員と会社、双方にメリットがあるそうです。
今年(2019年)から国で導入された「働き方改革」は主に残業時間の抑制や多様な働き方を目的にしたものです。
長時間労働の見直し、非正規労働者の待遇改善、ダイバーシティだと騒いでいますが、もっと早くから社員一人ひとりに合わせた働き方を実現している会社がありました。
サイボウズ社の取り組みをみて、個性を重んじた働き方について考えさせられました。