先日、結婚指輪を紛失してしまったのですが、運がいいことにたまたま見つかったので、今回はその顛末を話します。
結構大変なやりとりがあり、色々な方にご迷惑をお掛けいたしましたので、長文で失礼いたします。
私は仕事柄、普段は結婚指輪をしていません。
はり・きゅう・マッサージ師は手を使う仕事のため、指輪があるとひっかかって邪魔になるからです。
そのため、普段は小さな小物入れに指輪を入れて、財布のお札入れのところに入れておき、妻と出かけたり、実家に行ったり、講習会に行ったり、友人、知人と会う時には付けるようにしています。
6月中旬のある日、妻と出かける際に指輪を付けようと財布を見たら、小物入れと指輪がありません。
あれ?と思って、家の中を探してみたのですが、見つかりません。
正直なところ、いつから存在しないのかも分からない状態でした。
確か最後につけたのは5月のゴールデンウイークのあたりだったかもしれませんが、記憶が曖昧です。
交番に届けようにも、いつ・どこで失くしたのかも全く分からない状況でしたので遺失物届けは出しませんでした。
その後は、私がよく行くコンビニや飲食店などで、小物入れに入った指輪の落し物がなかったかを確認していましたが、見つかりません。
6月下旬のある日、三井住友銀行に行った際、ダメ元でと思い、小物入れに入った指輪の落し物がなかったかを確認しました。
「確認して参ります」と言われてしばらく待っていると、、、
「小物入れはどのような色と大きさですか?」
と聞かれたので、
『ベージュか肌色っぽい小さな入れ物です』
と答えたら、
「中に巣鴨地蔵通りのお守りが入っていましたか?」
と聞かれました。
入っていたかは覚えてなかったので正直に
『地蔵通りの小さなお守りを入れてたかもしれませんが、ちょっと覚えてないです。』
と答えました。
すると、
「当行で5/30に巣鴨地蔵通りのお守りと、指輪が入ったベージュの小物入れの落し物がありました。しばらく経っても持ち主が現れなかったので、警視庁遺失物センターに届ける手続きをしました」
と言われ、警視庁遺失物センターの連絡先を教えていただきました。
なんと!!ダメ元でも聞いてみるものです。
その後、警視庁遺失物センターに連絡しましたが、混みあっていてなかなか電話が繋がりません。(保留にならず、都度かけ直すタイプの電話でした)
20分くらいでやっと繋がったので、5/30に三井住友銀行〇〇支店で指輪が入った小物入れを落としたこと、それが警視庁遺失物センターに届けられていることを伝えました。
ところが、それだけでは調べることができないと言われます。
警視庁遺失物センターに登録した際の番号があるはずだから、その番号がないと検索できないとのことでした。
改めて、三井住友銀行を訪ねて登録番号を確認しようとしたところ、現状、警視庁遺失物センターに届け出中で、2日経たないと受理番号が分からないと言われました。
私の名前と連絡先、ご迷惑をおかけしているお詫びをお伝えし、受理番号が分かり次第、ご連絡をいただくことになりました。
2日後、三井住友銀行の担当の方から電話があり、取得日、持ち込み日、3桁の受理番号を確認することができました。
再度、警視庁遺失物センターに連絡し、取得日、持ち込み日、受理番号を伝えて検索していただきました。
すると、今度は「受理番号の前に、何桁かの別の番号があるはず」と言われました。その番号はどこかの警察署の番号だそうで、それが分からないと検索が難しいのだそうです。
三井住友銀行からは受理番号しか聞いていないため、もう一度確認することにしました。
なお、警視庁遺失物センターの方でも、現状分かっている情報で検索してみて、とりあえず見つかっても見つからなくても一度ご連絡をいただけることになりました。
なかなか簡単には見つかりませんね。
再々度、三井住友銀行に確認したところ、警察署には持ち込まず、直接、警視庁遺失物センターに持ち込んだので、受理番号の前の番号はついていないはずだとのことでした。
ただし、警視庁遺失物センターに持ち込んだ際に、17桁の問い合わせ番号があったとのことで、念のため、17桁の問い合わせ番号を教えていただきました。何度もお手数をかけて本当に申し訳なかったです。
しばらくして、警視庁遺失物センターの方から連絡がありました。警察署には持ち込まず、直接、警視庁遺失物センターに持ち込んだことを伝えたところ、おそらく該当のものが見つかったとのことでした!
やっとここまで来ました!
本当に私が落としたものかを確認するため、小物入れ、指輪ともに、細かい特徴を聞かれました。
・小物入れの大きさは?色は?形は?
5cmくらいの正方形でベージュか肌色のような色、カチっと閉まる留め具が一つ付いています。
もしかしたら、巣鴨地蔵通りのお守りが入っているかもしれません。
・指輪の材質は?形は?刻印は?
材質はよくわかりませんが、銀の指輪で特別な宝石などは付いていません。
指輪の内側に「A to K」という刻印が入っています。
さて、結果は…
警視庁遺失物センターにあるものと、私が電話で説明した特徴が一致しているとのことでした!!!
念のため、17桁の問い合わせ番号も伝えましたが、こちらも一致していたそうで一安心です。
このあとの手続きとして、本人確認ができる身分証明書を持参して、飯田橋の警視庁遺失物センターに平日の8時30分~16時30分の間に受け取りに来てほしいとのことで、その際、遺失物届けの記入も必要になるとのことでした
ちなみに、警視庁遺失物センターでの保管期限は、持ち込み日から3ヵ月だそうです。
後日、警視庁遺失物センターに受け取りに行ってきました。
確認したところ、間違いなく私が落としたものでした。
ちなみに、巣鴨地蔵通りのお守りは入っていませんでした。
遺失物を受け取る前に、遺失物届けを記入しました。
この時点では「〇月〇日に三井住友銀行〇〇支店で紛失」と分かっていたので記入できましたが、いつ、どこで紛失したか分からない場合でも遺失物届けを記入した方がよいか聞いてみました。
その結果、今回の決め手は『指輪の刻印』だったそうで、いつ、どこで紛失したか分からない場合でも、大まかなことが書いてあって特徴が一致するものがあれば見つかる可能性は高くなるので、交番に行って記入した方がよいとのことでした。
例えば期間は5月~6月、場所は北区、豊島区、板橋区など、とりあえず可能性がある場所を書き、紛失物の特徴を細かく記入すればよいそうです。
今回はいつ、どこで紛失したのかも分からなかったのに、無事に手元に戻ってきたのは本当に運がよかったです。
改めて、三井住友銀行および警視庁遺失物センターのご担当者様に御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
これからは落とさないように気を付けます。