先日、テレビ東京のカンブリア宮殿という番組で紹介された
「大転職時代の火付け役 ビズリーチの衝撃」
に出てきた話が印象的だったのでご紹介します。
テレビ東京のカンブリア宮殿のサイト
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2023/0209/
以前は転職希望者は人材紹介会社に登録して企業を紹介してもらう手法だったのが、最近では企業が直接個人を探すダイレクトリクルーティングが増加しているという話でした。
その先駆けが、ビジョナル社が提供しているビズリーチという転職サイトです。
転職を考えている登録者は約180万人で、約22000の企業で活用されているそうです。
大手企業の転職者採用も増えており、キリンHDでは2021年度は採用者の27%が転職者だったというデータが紹介されていました。
ビジョナル社長の南壮一郎さんは、
「企業が個人を選ぶ時代から、個人が企業を選ぶ時代への転換期がきている」
と話しており、キャリア採用の重要性について説明されていました。
ビジョナル社では、キャリア採用に向けた企業の面接官のトレーニングも実施しており、
・面接官は評価する側であると同時に、評価される側でもある
・面接を行う場合には、まず面接官から自己紹介をするべき
・企業側も人材を探すだけではなく、自分たちの会社を売り込む必要がある
といった内容は勉強になりました。
どの業界も人手不足が続いている中で、企業側も転職者から評価されているというのはとても大事な考え方だと思いました。
また、転職はフリーエージェントだという考え方も斬新でした。
自分のキャリアを市場に出し、全ての企業に知ってもらいたい。
そのうえで、経験、スキル、知識を持った選手は労働市場の中で自分の居場所を見つけることができるのではないか、という考え方はプロ野球のフリーエージェントと同じ考え方ですし、それが労働市場の中でも実現できるのは画期的だと思いました。
今後の少子高齢化が加速する中で、新しいことを考えるヒントになりそうな内容でした。