先日、テレビ東京のカンブリア宮殿という番組で紹介された
「 「食べチョク」急成長の秘密 」
に出てきたネット通販サイト「食べチョク」の話が印象に残ったのでご紹介します。
テレビ東京のカンブリア宮殿のサイト
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2021/0513/
「食べチョク」は農家や漁師と一般家庭を直接つなぐ、いわばオンライン直売所です。
起業したのは今から5年前の2016年、社長の秋元里奈さんが25歳の時、たった一人で始めた事業です。
農業関連はビジネスとして厳しいと言われる中、自ら農産物を調理してみたり、生産者と直接メッセージのやりとりができたり、市場に出回らない珍しい食材を提供できたり、ご近所の農家と共同で消費者に農産物を提供するご近所出品など、生産者ファーストとなる独自の工夫で、コロナ禍を機に急成長を果たしました。
また、宣伝のため社長の秋元さんが季節に関わらず、毎日同じデザインのTシャツを着て出歩くという取り組みも本気度が伝わってきました。
番組の中で、特に以下の2つの言葉が印象的でした。
①やらない理由は時間と共に増えていく
②努力する人は夢中な人に勝てない
秋元さんも当初は起業すべきかどうか悩んだそうです。
その際、知人から
「やらない理由は時間と共に増えていく
経験がないという理由で今やらないなら一生やらない」
と言われハッとしたそうです。
経験が足りない
資金が足りない
ノウハウが足りない
人脈が足りない
できない理由を探して先送りするのは簡単ですが、将来的に結婚したり、子どもができたり、病気になったり、親の介護が必要になったりなど、やらない理由は時間とともに増えていくという考え方はもっともだと思いました。
また、「努力する」という言葉と「夢中になる」という言葉を比較しているのはおもしろいと感じました。
これは「好きこそ物の上手なれ」の考え方に近いのかなと思いました。
好きでやっていることだからこそ、ただ努力するだけでなく、夢中になって、のめり込んでいく。
仕事をしていくうえでつらいこと、大変なことはたくさんありますが、夢中になって一生懸命やっていくことで、結果も少しずつついてくるのではないかと思いました。
私も2年前、勇気を出して、開業という一歩を踏み出したからこそ今があります。
もちろん開業した今でも足りないことはたくさんあり、試行錯誤の連続ですが、それでも何とか続けています。
これからも夢中になって仕事に邁進していきたいです。