鍼灸マッサージの専門学校に通って思ったこと

2回に分けて、

①SEから鍼灸マッサージへの業種変更の決断理由

②鍼灸マッサージの専門学校に通って思ったこと

について書いていますが、今回は

「②鍼灸マッサージの専門学校に通って思ったこと」

について書きます。

 

 

2011年4月から、鍼灸マッサージの専門学校に通い始めました。

学校は3年間と決まっているため、3年目の2014年2月に国家試験を受けることになります。

クラスは62名の生徒がいて担任の先生もいました。

最年少は18歳、最年長は60歳、男女比は6対4で、男性がやや多かったです。

私は30歳でしたが、私の学年では男性は20代が多くて、女性は30代~40代の方が多かったです。

 

 

フルタイムで働いている人は少なく、多くの方がアルバイトをしたり学校からの奨学金をもらいながら通っていて、親からお金を援助してもらっている方もいました。

やはり学校に通うのにフルタイムで働くのは、職場としては難しいのかもしれません。

改めて、SEの仕事を続けさせて頂けたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

ちなみに、スーツを着て学校に通っていたのは私を入れて二人だけでした。

 

 

30歳で専門学校に通って感じたのは「勉強することは案外楽しい」ということでした。

みんな年齢も違えば、やってきた仕事や、積み重ねてきた人生経験も違う。

座学と実技の授業があり、それぞれ中間テスト、期末テストがあって、成績が発表される。

そんな中、同級生が切磋琢磨しながら鍼灸マッサージの知識や技術を学んでいく。

就職してから「学校」のような集団教育を行う場での継続した学びの機会はなかったので、すごく新鮮に感じました。

 

 

中学、高校、大学ではなんとなく授業を受ける『受動的』な感じの学びでしたが、今回は自分で学費を払って、自分の意思で通っている『能動的』な学びです。
#ちなみに、学費は入学金も含めて3年間で500万円くらいかかりました。

しかも、学校だけではなく、日中は別の仕事をしています。

とにかく勉強に追われる毎日でした。

学校は月曜~金曜は18時~21時10分、土曜日は15時~21時10分だったので、休みは日曜・祝日だけでした。
#学校なので、夏休み、冬休み、春休みはあります。

 

 

こうして振り返ってみると、あっという間の3年間でした。

SEの仕事は32歳の2013年9月で退職しました。

その際、2013年3月の時点で半年後の9月に退職したい旨を伝え、できる限りの引継ぎをしたつもりです。

そして、10月からは鍼灸マッサージの治療院で働き始めました。

当然、今まで積み上げてきたキャリアはなくなり、ゼロからのスタートです。

 

 

2014年2月には国家試験があり、無事に合格することができ、専門学校も卒業しました。

学校に通っている間は日曜日、祝日、夏休み、冬休みに、学校を卒業してからは休みの日に、色んな治療院に施術を受けに行ったり講習会へ通いました。

これは、開業した現在でも続けています。

 

 

30歳からのスタートということもあり、少しでも早く技術を身につけたいと考えました。

思えば、20代のSEの頃は自分から積極的に、休みの日に講習会へ行ったりすることもほとんどなかったと思います。

SEの仕事が忙しい時は土曜、日曜も出勤することが多く、たまの休みに勉強をする気持ちになれませんでした。

しかし、30代で業種を変えたからこそ、そしてこの仕事を続けていこうと考えているからこそ、休みの日でも勉強しようという意欲を持っていられるのだと思います。

 

 

今回、2回に分けて私自身が業種を変えた経緯や、働きながら専門学校に通って資格をとることについて書きました。

私の経験が、似たようなことを考えている誰かの参考になれば幸いです。

 


【この記事を書いた人】

photo 西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。
はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師の国家資格を持ち、病気の治療、予防のお手伝いをしています。

たった一人でも、「治療に来てよかった」と満足していただき、 人生を豊かに過ごすお手伝いをすることを理念としております。
お気づきの点や質問等ございましたら,どうぞご遠慮なくお聞かせくださいませ。

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