日本講演新聞の記事からのご紹介です。
※ 2020年から、新聞の名前が「宮崎中央新聞」から「日本講演新聞」に変わりました。
宮崎中央新聞社のサイト
https://miya-chu.jp/
本新聞に紹介されていた宮田運輸代表取締役の宮田博文さんの「子どもミュージアム・プロジェクト」の話が印象に残りました。
これは、宮田博文さんが4代目社長に就任した翌年に、会社のトラックが死亡事故を起こしたことから生まれました。
トラックの運転手さんは、家族や彼女の写真、子どもが書いた絵やメッセージカードを運転席に貼り、それを見て気を引き締めたり、モチベーションを高めており、これを社会全体で共有したいと考えました。
一般的に「安全運転」、「無事故」は、自分の会社だけ頑張っても実現できず、社会全体がそういう意識にならないといけません。
そこで、こんなメッセージを運転席だけでなく、社会に向けて発信するために、トラックの背面に絵やメッセージをラッピングする「子どもミュージアム・プロジェクト」を始めたそうです。
これはとてもよいアイディアだと思いました。
昨今、「あおり運転」が問題となり、令和2年6月からあおり運転が「妨害運転罪」として新たに規定され、違反行為の対象となりました。
イライラしていても、子どもが書いた絵やメッセージが貼ってある車を見れば、心が穏やかになって無理な追い越しや、いやがらせも少なくなることも期待できるのではないでしょうか。
こんな取り組みが宮田運輸だけでなく、他のトラックや車でも広がっていき、「安全運転」、「無事故」が増えていったらいいなと思いました。