先日、NHKで放送しているプロフェッショナルで紹介されていた自動車整備士さんの話が素晴らしかったので紹介します。
広島県の福山市で自動車整備を行っている小山明さん、博久さん兄弟の話です。
小山さん兄弟は、「ただ直すだけなら、それは整備とは言わない」という考えで、自動車の整備にあたっています。
とにかく安全に力を入れており、心配でしょうがいないくらい直します。
壊れたところ、不備があるところを直すだけでなく、故障の根本原因をつきとめて整備を行い、同じ故障が起きないことを確認してようやく整備が終了します。
小山さん兄弟がすごいのは、車種を問わず、どんな車の整備も引き受けることです。
そのため、整備に役立ちそうな展覧会に行ったり、役立ちそうな道具を探したりと、常に最新の技術の勉強は欠かしません。
「お客さんが気付いていないことも気付き、追求し続けてこそプロである」という姿勢で仕事に臨んでいるのですが、真剣であればあるほど仕事には不満足なことが多いそうです。
「本当に大丈夫なのか?」といつも心配している方が真っ当だと考えており、仕事に満足すれば必ず痛い目に合うと思っているからです。
自分の技術に自信をもちながらも、手抜きや油断、過信はせず、仕事に向き合っていく。
一朝一夕でできることではありませんが、これがプロの仕事なのだと思いました。