アレクサンダー・テクニークにできること(誠信書房)
D・キャプラン 芳野香訳
アレクサンダー・テクニークによるからだの使い方が非常に分かりやすく解説されていた良書です。
アレクサンダー・テクニークのからだの使い方の基本は以下の4つです。
・頭が前と上にバランスを保つことができるよう首の筋肉を解放してあげる
・胴体が長く広くなれるように解放してあげる
・脚が骨盤から自由になれるよう解放してあげる
・肩が左右に広がることができるよう解放してあげる
いずれも、「~しなければならない」といった強制ではなく、「~解放してあげる」という、不必要な緊張をなくすという考え方であり、共感できるものでした。
特に、本を読む、運転する、重いものを運ぶ、床の物を取るなど、日常生活に関わる動作に対するからだの使い方が丁寧に説明されていたのがよかったです。
アレクサンダー・テクニークにできること:痛みに負けない「からだの使い方」を学ぶ