笑って死ねる病院

笑って死ねる病院 (ワニブックスPLUS新書)
テレビ金沢 著

 

「患者が喜ぶことをしたい」という一身で、病院全体で患者がやりたいことを無償でサポートする城北病院の姿勢に感動しました。

医療技術の進化により寿命が延びた現代社会において、今後はいかに病気にかかった患者のQOL(生活の質)を高めていくかが重要視されますが、病気を治すことだけが医療者の役割ではないということが分かります。

 

 

治せない病気でも患者に満足してもらい患者が喜ぶ姿を見ることで、医療者も目的意識をもってやっていける。
城北病院が取り組んでいる活動はQOLを高めるための答えの1つだと思いました。

一方、病院経営は決して楽ではなく、一人の患者にどれだけの対応をすべきか、赤字になる長期入院患者をどこまで受け入れるのか、どうやって患者、医療者双方のモチベーションを保つか等悩みは尽きません。

そんな中で、「患者の望みを実現できるよう何ができるかを常に考えながら患者やその家族と一緒に歩んでいくスタンス」は本当に素晴らしいと思いました。
自分が入院することになったら、こんな病院に入院したいです。

 


笑って死ねる病院 (ワニブックスPLUS新書)

【この記事を書いた人】

photo 西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。
はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師の国家資格を持ち、病気の治療、予防のお手伝いをしています。

たった一人でも、「治療に来てよかった」と満足していただき、 人生を豊かに過ごすお手伝いをすることを理念としております。
お気づきの点や質問等ございましたら,どうぞご遠慮なくお聞かせくださいませ。

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