現在、医師の黒丸尊治先生が主催する、ホリスティックコミュニケーションの実践セミナーを学んでいます。
その学びの中から印象に残ったことや気付いたことを紹介します。
ホリスティックコミュニケーション
https://kuromarutakaharu.com/
効果的なコミュニケーションを行うには、患者さんに
「この人は自分のことをわかってくれた」
と思ってもらえるような関わり方ができるかどうかが重要で、その鍵となるのが反応力です。
反応力とは、労いの言葉や肯定的な評価を返したり、同意や許可を与えることで思い込みやこだわりを緩めていく行為です。
そうした反応の結果、自分がどれだけつらいのか、どれだけ苦しい思いをしてきたのかを、セラピストが理解して認めてくれたと感じ、患者さんが「この人は自分のことをわかってくれた」と認識して信頼関係ができます。
私は2017年に
「現場の医師-患者関係に学ぶ行動変容学」
というブログを投稿しました。
現場の医師-患者関係に学ぶ行動変容学
その中に、
「患者さんの味方になる医療」
という言葉が出てきます。
患者さんのために色々な助言しているが、患者さんはこちらの言うことを聞いてくれない。 それは、患者さんの味方になることができていなかったからではないのか。
この患者さんの味方になる方法として、この「反応力」がすごく大事なのだと感じました。
「この人が言うことならとりあえずやってみよう」
患者さんにそう思ってもらえるような関係づくりをしていきたいと思います。