薬に頼らず、うつを治す方法

復職後再発率ゼロの心療内科の先生に「薬に頼らず、うつを治す方法」を聞いてみました(日本実業出版社)
亀廣聡,夏川立也

うつ病に関しては、様々な書籍が出版されていますが、その中でも本書は分かりやすくて、対処方法も具体的で読んでいて勉強になりました。

「うつ病ってなに?」というところから、うつ病にも色々な種類があってそれによって処方薬が異なるべきであること、なぜうつ病が広がっていったのかという経緯まで分かりやすく解説されています。

対処法でも、意欲、気分、行動をコントロールする方法として、マインドフルネスや自律訓練法、睡眠、食事、運動、自己肯定感を高める練習などが、簡潔に説明されており、すぐに実践できるようになっていました。

必ずしもこれらを全てやる必要はないと思いますが、できるものから少しずつやっていくだけでも、ちょっとした変化は期待できそうだと感じました。

以下に、特に印象に残った内容を抜粋します。

・記憶力のおかげで家にかえってまで仕事のストレスを感じ、想像力のおかげで明日も同じことが起こるかもしれないと勝手に想像する。目の前には何もないのに、記憶や想像の産物にストレスを感じるってきっと人間だけで、過去や未来について勝手に考えを巡らせてストレス反応を慢性化させていく。

・ストレッサーというストレスの外的要因を変えることは難しいが、認知と行動を変えることは訓練でできるから、積極行動、代替思考、否認、回避などのストレス対策を使い分けて少しずつ対応していく。

・自分を客観的に見る方法として、「1年前の自分ならどう思うだろう」、「5年後の自分ならどう思うだろう」と考えたり、「もし自分が大切にしている人が同じ状況なら、なんてアドバイスする?」など、自分から離れた立場で考えてみることも大切。

ただし、これらの方法はとても時間がかかります。

しっかりと時間をかけることで、自分を見つめなおし、認知と行動を変えて、うつ病の再発を防ぐ有効な手段の一つだと思いました。


【この記事を書いた人】

photo 西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。
はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師の国家資格を持ち、病気の治療、予防のお手伝いをしています。

たった一人でも、「治療に来てよかった」と満足していただき、 人生を豊かに過ごすお手伝いをすることを理念としております。
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