毎年発表される、日本漢字能力検定協会の今年の漢字は「災」だそうです。
地震や豪雨、台風などの自然災害が多い1年だったからだと思います。
そこで、私も自分自身の1年を振り返って今年の漢字を考えたところ、
「悩」
を選びました。
今年は色々な悩ましいできごとがありました。
初めて往診患者さんの死に直面しました。
さらに、90代の患者さんが自宅で転んで腰椎圧迫骨折をしてそのまま施設に入ったり、80代の患者さんの持病が悪化して往診できなくなったり、といったケースもありました。
また、病院のリハビリ室では、大勢の患者さんがいて一人ひとりに多くの時間をかけられない状況に加えて、新たに理学療法メニューの処方が増えました。
その結果、施術を中断して機械の操作に行ったり、スタッフに指示を出すことが多くなり、担当している患者さんの話も満足に聞くことができず、思うような施術ができませんでした。
あまりの忙しさに、流れ作業に身を委ねているような感覚がありました。
そんな問題を抱える中で、悩み、考えて、ある大きな決断をしました。
来年、病院のリハビリ室を退職して開業することにしました。
(開業の件は2018年の振り返りで改めて記載します)
このような状況を鑑みて、今年の漢字は「悩」にしました。
来年は元号の変更とともに、私も新たな一歩を踏み出すことになりそうです。