先日、「平均化訓練」の講座に参加しました。
①平均化訓練を体験することを目的とした講座と、②個別に平均化訓練を深める講座があり、両方とも参加したので、2回に分けて感じたことを書きます。
今回は1回目の講座について書いていきます。
まず、平均化訓練とは、体が動くとき、無意識に使っている筋肉と使っていない筋肉があり、それに気が付いていくというものです。
講座は実際に体験してみることが中心で大きく二つのことをやりました。
(1)背骨を動かす
脊椎動物の背骨は、脳と体を繋ぐ運動の中心軸となっており、すべての筋肉と繋がっています。
だから、背骨を丁寧に動かすことで、可動性の悪い背骨を見つけて、そこを動かそうとしたときに働いていない筋肉に気付いていくというものです。
背骨を動かす際、体を前後、上下、左右に軸を意識して動かしていきます。
一人でやる練習とペアになって二人でやる練習がありました。
私は左腰に特に重さを感じました。
おそらくこれが普段働いていない筋肉なのだと思います。
(2)体を平均的に動かす平均化体操
これは基本的にペアか複数人でやりました。
力で押しあって相手の姿勢を崩し、そこから自然な体の動きを受け入れていきます。
これはやってみると不思議で、体がいろんな姿勢に自由に動いていくのですが、肩、腰、足など、様々な場所に力が入っていくのが感じられました。
なるほど、これは本を読むだけでは分からないです。
「何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない」
というアインシュタインの言葉の通りでした。
さて、これで何か体が変化するのか?
この講座の翌日は全体的に筋肉痛になりました。
激しく運動したわけではなく、ゆっくり体全体を使って動いただけなのですが、普段働いていない筋肉が使えたということかもしれません。
2回目の講座に続きます。
参考書籍
平均化訓練(春秋社)
野口 晴胤
平均化訓練