先日、テレビ東京のカンブリア宮殿という番組で紹介された
「コンビニ・スーパーに頼らない 自販機に賭けるダイドードリンコ」
に出てきた自販機の独自戦略の話がおもしろかったのでご紹介します。
テレビ東京のカンブリア宮殿のサイト
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2022/0505/
コロナ禍で各飲料メーカーの自販機が販売不振となる中で、ダイドーは自販機を増設しました。
ダイドーの売上の8割が自販機によるもので、自販機を単なる道具ではなく、店舗であり販売員であると考えているそうです。
その自販機に対して、以下のような独自の販売戦略が紹介されていました。
①機能性
・紙おむつやストッキング、マスクなどをばら売りで販売
・ボタンを押すとオレンジの香りが出る
・視線分析を元に、商品配置を見直し購入に繋がりやすくする
②しゃべる自販機
・方言でアナウンスする
・AIを使って商品を自動提案する
③地域貢献
・夜間での防犯アナウンスを行う
・無料でレンタル傘を貸し出す
また、自販機を出店する場所も、周囲に公園があるのにコンビニが少ないところや、日が当たるバス停のそばにすることで、熱中症対策にも役立っています。
これらは、たんに飲料を販売するという考えだけでなく、いかに地域で生活している人の役に立てるかを考え続けたことで生まれた戦略だと思います。
私も人の役に立てるよう、何ができるのか常に考える姿勢を持ち続けたいと思いました。