考えてみる(文屋)
大久保寛司
仕事に役立つ考え方を、詩集という形にまとめた一冊です。
疲れたとき、イライラしたとき、仕事に行き詰ったとき、大きな決断をするとき、人生のいろいろな場面で悩んだり苦しんだりしたときに読むと心が軽くなる、そんな内容でした。
私が特に好きだったものを以下に抜粋しました。
「すてきな生き方」
毎朝出勤するとみんなが掃除をする
誰に言われなくても黙々と落ち葉を掃く
昼休みだからと敷地を掃く、階段を拭く
義務感でも責任感でもない ただ息をするように自然にきれいなほうが気持ちがよいから
雪が降れば早めに来て駐車場の雪かきをする
お客様が車を停めるときに困るだろうから
それは心豊かな生き方 とても幸せで素敵な生き方
「こういう人に私はなりたい」
どんな自分にも負けぬ丈夫な精神をもち
豪華な料理でも質素な食べ物でも共に楽しく時を過ごし食事を楽しむ
いつも感謝の思いで満たされている
大企業のトップと会うときも若い人と会うときも何も態度が変わらない
どんな人に対してもいつも丁寧に
非難されても腐らずほめられてもいい気にならずいつも穏やかな柔和な表情をしている
そういう人に私はなりたい
「人の幸せの追求」
企業経営の目的は?利益を得ること?社員の人間的成長?
どちらを手段に、どちらを目的にするかで結果は大きく分かれます
幸せの追求 これこそが仕事の目的ではないか
「利益目的」から「人の幸せ追及」へのシフトチェンジ
この根底からの大改革を行うことでおのずと成果はついてきます
考えてみる