癒しの心得

癒しの心得(旬報社)
上野圭一/山本竜隆/おのころ心平

「癒す心、治る力」のアンドルー・ワイル博士に感銘を受けた3人の男たちによる、人の癒しに関する対談集です。

自然治癒力を高めるために必要なヒントが満載でした。

治癒力

私が特に印象に残った内容を抜粋しました。

・薬なりセラピーなりが効くための三大条件がある。

1番目は患者がその治療法の効果を信じていること
2番目は治療家がその治療法の効果を信じていること
3番目は患者と治療家が互いに信じあっていること

・いかにプラシーボを引き出すかが医者にとっての腕の見せどころなんだ。

(川西秀徳先生)医療現場ではとにかく「効くこと」が大事なので、お薬を処方する際も言葉添えをちゃんとやらなきゃいけないが、日本の医学教育ではそこが全くできていない。プラシーボも患者さんへの大事な処方箋である。

・西洋医学の理論的な思考で学んだ医者は壊れた道具を治す、壊れた車を治す修理工のような、そういう気持ちになるが、そうではなく、ガーデナー(庭師)になろう。

自然を見つめて、その力を活用しながら、人間のセンスも加えて、美しく健康な庭にしていくことだ大事。

・患者さんを治すという感覚ではなく、この患者さんにとっていい診療環境や場を提供しようと考える。

できるだけ、その人を明るくしたり判断しやすい状況をつくることをベースにおく。納得できる、腑に落ちる状況が必要。

・医療サービスという商品を買う。

医療消費者は、旅行するときのように、もっと賢くなって自分の既往歴とか、ライフスタイルに対する見解とか、そういうものをもって何か問題があったときに医師に相談に行って、旅行社に頼むように、明確に自分の希望を述べたり相談ができる消費者に成長していかなければならない。