外国人の患者さんから漢方薬に関して質問された話

今回は外国人の患者さんから漢方薬に関して質問された話を紹介します。

当院には、外国人の患者さんもたまに来院されます。

先日、当院にいらしたことがある日本在住のアメリカ人の患者さんから、一時的に日本に来ているアメリカ在住のお母様(以下Aさん)を紹介していただきました。

息子さんは日本語が不自由なく話せるので通訳をしてもらい助かりましたが、もし通訳がいない場合には私の拙い英語と翻訳アプリを駆使して、なんとか対応しています。

 

 

Aさんはアメリカで鍼灸治療を受けているとのことでしたが、日本で鍼灸を受けるのは初めてだそうです。

鍼灸の施術が終わってお会計をしている際、Aさんから以下の質問を受けました。

「ここでは漢方薬は処方しないのですか?」

この質問に対して、

『日本では、漢方薬が処方できるのは医師と薬剤師だけです。(※)
私がもっているのは鍼灸とあん摩マッサージ指圧師の資格なので、当院では漢方薬は処方できないのです。』

と回答しました。

※ 厳密にいえば、登録販売者という民間資格をとれば、第2類及び第3類に属する一般用医薬品の販売はできますが、この場面ではそこまで伝える必要はないので、簡潔に説明しています。

参考サイト:

世田谷リウマチポータル:第I部 漢方を知ろう!④-1
https://toshinkai-portal.or.jp/kanpo_news013/

漢方専門医とは?仕事内容と漢方専門医になる方法を解説
https://doctor.mynavi.jp/column/kampo/

 


Aさんが治療を受けているアメリカの鍼灸院では漢方薬も処方しているのだそうです。

アメリカでは州によっては、鍼灸師でも漢方薬を処方できるようです。

もちろんそのためには漢方薬の単位を履修する必要があります。

参考サイト:

明治国際医療大学:米国カリフォルニア州における鍼灸治療
https://www.meiji-u.ac.jp/secretar/ekimae/web21.htm

北米の鍼灸医療に関する調査研究:第1報
https://yumenavi.info/reference/g0035091.pdf

今回はアメリカの患者さんからの漢方薬の処方に関する質問を紹介しました。

国によって、鍼灸師の業務範囲の違いが分かって勉強になりました。

 


【この記事を書いた人】

photo 西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。
はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師の国家資格を持ち、病気の治療、予防のお手伝いをしています。

たった一人でも、「治療に来てよかった」と満足していただき、 人生を豊かに過ごすお手伝いをすることを理念としております。
お気づきの点や質問等ございましたら,どうぞご遠慮なくお聞かせくださいませ。

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