産経新聞に掲載されていた記事からのご紹介です。
柔のすすめに出ていた、元オリンピック100kg超級金メダリストで柔道男子日本代表監督の鈴木桂治さんの
「覚醒のヒントは質より量」という記事です。(2025/12/18 朝刊)
選手に負荷の高い練習を課そうとしても、最近の若手は「量より質」、「効率」という流行りの言葉を持ち出し、きつい練習から逃れるための方便として都合よく使っているのではないか、という話でした。
トップ選手を追う者が、成果の出ない「量より質」にこだわっても、下地となる体力や技術もないのに強くなりたいと願うのは虫が良すぎるという厳しい言葉がありました。
練習量は裏切らず、流した汗の量だけ自分を強くしてくれる「質より量」の日々の中にこそ覚醒のヒントがあるという言葉が印象的でした。
私がやっている鍼灸マッサージの仕事でも、まずは「質より量」という考え方が重要だと考えています。
私が初めて勤務した鍼灸マッサージ院は、自費のみで一人当たりの施術時間が長く単価が高いスタイルでした。
そのため、1日に3人、4人しか施術できないことが多く、かつ、患者さんは頻繁に来院して下さるわけではないので、どんなに質にこだわっても、なかなか変化を感じ取ることは難しい状況でした。
それを脱却するために、整形外科内科のリハビリ室に勤務することで、「質より量」を意識して経験を積みました。
さらに、リハビリデイサービスでも副業し、介護が必要な状態の患者さんを診る経験も重ねました。
整形外科内科のリハビリ室、リハビリデイサービスともに、患者さんの数、施術頻度が多いため、とてもよい経験になりました。
参考ブログ:鍼灸治療院と比較した病院勤務のメリット
https://nishigahara4-harikyu.com/blog/advantagesharikyuhospital
こうして、1日に20人、25人と施術していく中で、人の体に触る経験値を積み重ね、触った結果どんな変化をするかを感じる意識をもって試行錯誤していったことが、鍼灸マッサージ技術の上達につながっていったのだと考えています。
今回は、「覚醒のヒントは質より量」という新聞記事から私が考えることを書いてみました。
「量より質」という言葉は、ある程度の量をこなしたあとに使える言葉なのではないかと思います。
何が良質かは、量をこなした者にしか判断はできないと思うからです。




西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。