先日、当院で鍼灸を受けた患者さんから質問された話をいたします。
「頭痛がすごく楽になったのですが、どの鍼が頭痛に効いたのですか?」
これはとても難しい質問です。
一ヶ所しか鍼をしていないのなら、それが効いたかどうか分かります。
ただ、何ヶ所も鍼をした場合、さらに複数の鍼をしばらく刺しっぱなしにしておいた場合、その中のどれが効いたのかを判断するのは難しいのです。
一ヶ所鍼をするたびに、「頭痛は楽になりましたか?」と効くのも煩わしく、患者さんもいちいち答えるのは面倒です。
仮に、今回は首の鍼で楽になったとしても、次回また頭痛があった時に同じように首の鍼で楽になるとは限りません。
頭痛の原因が一つではなく複合的な場合には、何ヶ所も刺激したことで、楽になることもあります。
今回の患者さんのケースでは、首のコリ、目の疲れ、自律神経の問題など、様々な不調があり、それぞれ体の反応が出ている箇所に鍼をしていったことで楽になったと考えています。
また、以前に別のブログでも書きましたが、症状が楽になるのは鍼だけの効果ではなく、
「患者さんが安心できる環境で、心地よく施術を受けられるか?」
という要素も大切だと考えています。
ブログ:鍼灸マッサージを行うための環境も大切
https://nishigahara4-harikyu.com/blog/treatment-environment-important
今回は、患者さんから質問された話を書いてみました。
患者さんにも上記の話をしたら、納得していただきました。
単純に、「ここに鍼をしたら楽になる」と分かればよいですが、一筋縄ではいかないものです。




西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。