先日、
「古武術に学ぶ痛くない身体のつくり方」
という講座を受講しましたので、今回はその話を紹介いたします。
講師は、甲野善紀 先生です。
甲野先生は、日本武術を主とした身体技法の研究家で、古武術に関する著書を多数出版されています。
私も甲野先生が書かれた書籍を読んだことがあります。
ブログ:身体は考える 創造性を育む松聲館スタイル
https://nishigahara4-harikyu.com/blog/body-thinks-shoseikan-style
今回の講座はオンラインで受講しました。
始めの30分は、甲野先生の座学によるお話でした。
人間にとっての自然とは何か?実践を通して体感していきたいというお話されていました。
いくつかお話されていたことで気になったことを要約して、箇条書きにしました。
・ドジャースの山本投手は筋トレをやらないのに、疲れがたまらずに連投できている
・昔、稲尾という投手がいたが、プロ野球の全試合の半分以上を投げていて、日本シリーズも4戦連続で先発している。なぜこんなことができたのか。彼は漁師をしていて、漁師の仕事で身体をつくっていた
・ジムで筋トレしていても、音楽を聴きながらでは、義務感となって身に付かない。例えば、自然な環境での木登りは手を離すと大怪我をする可能性があるため、常に必然性を持ってどうするか考えている
・同じことをやってもどのような心持ちでやっているか、興味を持って積極的にやっているかで、身に付き方が違う
・子どもの転び方が気になっている。体育の授業で最初に受け身の取り方を教えないのはおかしいと思う
・現代の日本人は膝を伸ばして立っているが、昔の日本語は膝を少し曲げて立って、常に使い続けていた。現代では昔の人ほど歩いていないのに軟骨がなくなっているのは使わないから退化しているのではないか
・身体を使うことは生きているということだ
そのあとは、一時間くらい甲野先生が身体の使い方の実演して下さいました。
やっていたことを簡単に箇条書きにしました。
・どうやって歩いたら楽か?もう疲れて歩けないというときに、ある指を引っ張りながら歩くと楽
・イスから立つときにどう立ち上がると自然か?
・母指を曲げておくと前腕に力が入って使いにくくなるが、背筋が使えるようになるので、かえって楽に動かせる
・寝ている人をどう起こすと楽か?
・ひもトレという身体や手足にひもを付けるとなぜか楽に動ける話(科学的な理由は分かっていない)
・手の形で足が上りやすくなる
・後ろに転倒する際、首を下に縮めて背中を丸めると後頭部を守れる
ほかにも色々やっていましたが、書き切れないので一部だけの紹介です。
最後に質問の時間がありました。
質問の大部分は、「自分(または家族)は〇〇が痛くて困っているがどうしたらよいか?」というものでした。
ひもを付けると楽、ということも紹介していましたが、心持ちの話を何度もしていたのが印象的でした。
自分の気持ちが関心を持てることと出会い、それに興味を持って積極的に向き合っていくこと。
意識がそのことをやっている必然性を感じること。
そうした心持ちで取り組んでいると、気になっていることが気にならなくなってくるのではないか。
自分が今、生きて、今、できていることに感動を持てるか、それに気付けるか。
このようなことをおっしゃっていました。
甲野先生自身、今までずっと気付けなかったことにここ数年で気が付いたり、新たな発見をしたというお話を楽しそうにされていました。
何事も興味を持って積極的に探究していく、ということ姿勢は特に見習いたいです。
実演の方は、やっていることが早過ぎて分からなかった部分もあったので、後日アーカイブ動画で再確認したいと思います。



























