「金の糸」体験ワークショップに参加しました

先日、日本キャリア開発協会(JCDA)主催の

「楽しみながら、キャリアカウンセリングをより身近に~「金の糸」体験ワークショップ」

という講座を受講しましたので、今回はその話を紹介いたします。

「金の糸」は、すごろくになっていて、キャリアカウンセリングで大切な自身の経験や思いを言葉にし、自分自身を振り返ることを楽しみながら体験できるツールです。

引用サイト:人生すごろく金の糸
https://www.j-cda.jp/goldenthread/

 

 

小学校時代をスタートとして、学生時代の経験を楽しく語る、問いに答える、考える、書くことにより、自分が感じたことや考えたことを言語化して「自分らしさ」とはどんなものなのかを考えることを目的としています。

金の糸は、主に就職活動や新人研修、キャリア研修、職場のコミュニケーション円滑化などで使用されていますが、他にも自己肯定感を高めたり、自分の人生を振り返る目的でも使用されているようです。

私が「金の糸」を知ったきっかけは、購読している日本講演新聞に「人生すごろく金の糸」のことが掲載されていたからです。

「過去の自分を振り返る」というのはおもしろそうだと思って、今回のワークショップに参加してみました。

 

 

すごろくは、小学校、中学校、高校、大学と分けられていて、今回は小学校と中学校に対して実施しました。

まず、4人一組となり、簡単な自己紹介のあと、サイコロを振ってすごろくを進めていきました。

止まった箇所に書かれた内容について、一人ずつ順番に話をしていきます。

例えば、

・好きだった給食は?

・印象に残っている先生は?

・小学校時代でやり直したいことは?

・好きな教科は?

・何について悩んでいたか?

・中学校時代の自分を褒めてみよう

といった感じです。

すごろくが終わったあとに、一人ずつその人らしさをフィードバックする時間があるため、他のメンバーが話したこともメモを取りながら話を聴いていきます。

すごろくの内容以外にも、ネガティブ経験を語るブルーのマス、発言したら拍手をするハートのマス、追加質問をして内容を深堀する?のマスなどがあり、過去を振り返ったり話しやすい雰囲気をつくったりと工夫されていました。

各時代が終わったら、一度「振り返りシート」に自分の特徴や今の自分につながっていること、その時代の将来の夢を書きます。

今回は、小学校時代、中学校時代でそれぞれ書きました。

そのあとで、フィードバックの時間がありました。

これは、メンバー一人の人に対して、その人らしさや印象に残ったことを、残りの3人が伝えるというものです。

伝えられる人は面と向かってだと気恥しさがあるので、その時は後ろを向いて、話だけ聴いている感じです。

ちなみに、私のことをフィードバックするときに、他の3人の方がおっしゃっていたのは、

・集中力と忍耐力がある

・精神力が強くぶれない

・個の強さや競争力がある

・自分の世界に引き入れる

・等身大で淡々としている

・勘所、本質を掴む人

・色々なことを考えている人

などのとてもありがたい言葉をいただきました(笑)

「他の人から見た自分」を知る機会はあまりないので、他のメンバーの意見が聴けたのはよかったです。

最後に、私の「金の糸」として、

・金の糸を表す言葉

・それはどういうことか具体的に書く

・金の人を表すエピソード

を書いて終わりです。

 

 

14時に始まって17時まで3時間やりましたが、時間が経つのがあっという間でした。

やってみた感想ですが、、、

まず過去の自分を振り返る機会は案外貴重なものだと思いました。

振り返りは一人でもやろうと思えばできますが、思いがけない問いがあることで改めて昔のことを考えたり、他の人の話を聴いて「そういえば…」という感じで思い出すことも多くありました。

また、自分の話を相手にじっくり聴いてもらえる機会、というのも実はそう多くはありません。

どうしても会話の途中で口を挟んだり、つい思ったことを話してしまうことが多いので、話を聴いてもらえるのはありがたいことなのだと思いました。

今回同じ組になった方々は、50代の男性が二人と40代の女性の方でしたが、皆さんしっかりと話を聴いて下さる方だったので、すごろくの進行もスムーズで、終始和やかな雰囲気でした。

ファシリテーターの方も、初めてでこんなにスムーズで和やかに進むのは珍しいとおっしゃっていました。

組むメンバーにもよるのだと思いますが、今回はとてもよかったです。

もし、自分を見つめ直してみたい、自分らしさについて改めて考えてみたい、という方がいらっしゃったら、「人生すごろく金の糸」をやってみてはいかがでしょうか。

 

セラピストのための精神医学入門

先日、

「人に触れ、人を支えるあなたへ セラピストのための精神医学入門」

という講座を受講しましたので、今回はその話を紹介いたします。

講師は、精神科専門医・公認心理士・歯科医師の細田大治 先生です。

本講座では、「診断を下すこと」よりも、「よりよい支援につなげること」に重きを置き、日常臨床や支援現場で役立つ精神医学の基本的な理解を共有しながら、うつ病や不安障害、統合失調症など、よく見かける疾患の理解に加え、現場で直面しやすい「困った場面」への具体的対応についても一緒に考えるという内容でした。

 

 

うつ病に関しては、昔は心因性、内因性と分けていたのが今は分けなくなっていて、軽度の場合は心理療法で対応、だるくて起きられないなどの中等度以上で薬物療法を行うことが多いという話がありました。

また、薬物以外の治療方法として、修正型電気けいれん療法(m-ECT)、経頭蓋磁気刺激法(r-TMS)という方法もあるそうです。

・修正型電気けいれん療法(m-ECT)

全身麻酔下で通電し脳を電気的に刺激することによって脳内に発作を誘発し、切迫した精神的なあるいは感情的な障害を改善する治療法です。

引用サイト:神奈川県立精神医療センター
https://seishin.kanagawa-pho.jp/specialized-treatment/m-ect.html

・経頭蓋磁気刺激法(r-TMS)

脳に直接アプローチしてシナプスの働きを整える革新的な方法で、脳に繰り返し磁気を利用して電気刺激を与えることで、脳の働きを正常に制御していく治療法です。

引用サイト:東京横浜TMSクリニック
https://www.tokyo-yokohama-tms-cl.jp/about-tms/tms-treatment/

 


うつ病に関する自殺念慮の話もありました。

自殺につながりやすいのは、抑うつ感、意欲低下よりも「思考制止」だそうです。

これは他の人の発言が頭に入らなかったり、自分の考えを的確に発言できない状態で、もっとも苦痛が強く、外来でも泣いてしまう患者さんが多いようです。

患者さんへの接し方としては、「それはつらかったですね」と受け止めてあげるホールディングという方法や、「○○されたことが嫌だったのですね」とその人の苦痛を言語化するコンテイニングといった方法を使いながら、支持的精神療法をやっていくという話でした。

また、統計として精神科への受診を継続すると1年6ヶ月自殺予防効果がある、というデータがあり、精神科を継続的に受診してもらうことも大切なようです。

 

睡眠薬の話もありました。

現在の睡眠薬はベンゾジアゼピン系、オレキシン受容体拮抗薬、メラトニンと3つのカテゴリーがあります。

ベンゾジアゼピン系は、もっともクラシックな睡眠薬で、抗不安効果があり安らかな眠気がありますが、依存しやすいタイプの薬です。

オレキシン受容体拮抗薬は近年出てきたもので、理論上は依存がなく、筋弛緩もないため、新規に処方される場合はこれが多いそうです。

ちなみに、「オレキシン」は筑波大学の柳沢正史教授が発見したそうで、10月6日に発表されるノーベル生理学・医学賞の受賞候補者の一人となっています。

メラトニンは、非常に効果が弱いもので、サーカディアンリズム(睡眠・覚醒のサイクル)を整える目的で、ゲーム依存で昼夜逆転している学生などに使用するそうです。

 

 

ほかには、SDM(Shared Decision Making)の話がありました。

SDMとは、患者さんと医療者が相談・協力して一緒に意思決定をしていくプロセスで、日本語では「共同意思決定」とも言われ、困難な意思決定と合意形成を同時に行うという特徴があります。

引用サイト:ONCOLOGY 患者さんと医療者がともに決める医療、SDM(Shared Decision Making)
https://p.ono-oncology.jp/support/sdm

 

日本では長らく医療者、とくに主治医が治療の決定をするパターナリズムというやり方が主流でした。

それが1990年ごろから「医師だけが治療を決めるものではない」という考え方が提唱され、「インフォームドコンセント(IC)」という言葉が出てきました。

インフォームドコンセントは「納得診療」または「説明と同意」と言われ、治療法などについて「患者さんが医師から十分な説明を受けたうえで正しく理解して、医師の説明に納得できる場合に同意をする」というやり方です。

近年では、Shared Decision Makingと言って、患者さんと医療者が協働して治療の意思決定を行う方法があります。SDMでは、治療法は患者さんが決めるのでも医師が決めるのでもなく、患者さんと医療者がコミュニケーションをとることで、患者さんと医師が一緒に治療法を選択する、という考え方です。

私はSDMという言葉を知らなかったので、鍼灸マッサージの治療でもうまく活用したいと思いました。

 

 

他に勉強になったのは「人の感情は2週間は持続しない」という話です。

一時的に死にたいと思っても、その気持ちは2週間は持続しないので、まず入院させて何もせずゴロゴロできる状況をつくることが大切だということでした。

ちなみに、うつ病で入院する場合には本を読んだり、ゲームをするのではなく、あえて暇な状況をつくり、休養と回復に専念するのがよいそうです。

色々な話が聴けたので、今後の臨床の経験に活かしていけたらいいなと思います。

 

喜多川泰氏講演会「出会いが人生をつくる」

先日、作家の喜多川泰 氏の講演会に行ってきましたので、今回はその話をいたします。

講演会のテーマは

「〜出会いが人生をつくる〜」

というもので、全国の写真館が集う団体「PGC(パイオニア・グリーン・サークル)」が主催したイベントでした。

参考サイト:喜多川泰氏講演会in全国PGCカンファレンス
https://www.kokuchpro.com/event/c60dfb3d217dd34357a738e28fc1ca9b/

 

 


私は喜多川氏の本は何冊も読んでいて、とても好きな作家さんです。

当院のブログでも、過去に何冊か紹介しています。

参考ブログ:ソバニイルヨ
https://nishigahara4-harikyu.com/blog/sobaniiruyo

参考ブログ:書斎の鍵
https://nishigahara4-harikyu.com/blog/studykey

参考ブログ:運転者 未来を変える過去からの使者
https://nishigahara4-harikyu.com/blog/untensha


今回の講演会で特に印象に残った話を、感想を交えながら紹介していきます。

 

 

◆人は皆、出会ったものでできている

私ってどんな人?と聞かれても、答えるのは案外難しいです。

自分の家族や友人、知人に聞いても同じ答えが返ってくるわけではなく、居場所の数だけその人の顔があり、自分が経験してきたことや出会ってきた人たちによって、今の自分がつくられているという話がありました。

では未来の自分はどうやってつくられるのか?

それはこれからの経験や出会う人によってつくられるので、これからの人生をよいものにしたければ、出会うものを変えていく必要がある、という話が印象に残りました。

人は年を重ねるほど変化を嫌い、新しいことを始めるのが億劫になったり、新たな人付き合いが面倒になったりする傾向があると思います。

もしこれからの生き方や未来を変えたいと思ったら、出会う人や行動をを変えていく必要があるという話は心に響きました。

 


◆挑戦する勇気が未来を拓く

人は何のために挑戦するのか?

という問いに、「成功するためには失敗することで学んでいくから」、「小さな成功体験を積み上げていくため」、と多くの人が答えると思います。

喜多川氏の答えは「出会いのため」というものでした。

何かに挑戦して結果が出なかったとしても、思ってもいない出会いはあります。

本気で何かに挑戦すれば、それを応援してくれる人ができますが、この応援団は挑戦しなければ出会えません。

この人との出会いや応援してくれる人たちは財産になる、という話でした。

私自身、挑戦して、失敗して、振り返りをして、修正して、また挑戦して、の繰り返しで人は成長していくと考えていましたが、この挑戦の過程で出会った人たちが財産になる、という考え方はもっていなかったので、勉強になりました。

 


◆あげられるものを磨く

社会はつながっているから、何か一つでも自分ができることをやれば生きていくことができます。

昔は何かを身に付けようと思ったら、誰かに教わるか、真似をするか、本を読むか、しかなく、その身に付けたものを生かして仕事をしていく時代でした。

ところが、今は検索したり、Youtubeを見たりして、世界中から情報を得ることができる時代です。

さらに、技術や知識があればそれを世界中に伝えることができ、世界中の人とつながることもできる、という話がありました。

昔は自分の身の回りでしか、自分の技術や知識が生かせなかったのが、今はやり方を工夫すれば世界中に伝えることができます。

そのためになにか一つでも自分が提供できるものがあって、誰かの役に立てれば生きていける時代になりました。

この事実が分かっていれば、仕事の幅も拡がると思いました。

 


◆人を惹きつける磁力

何をやったら儲かるかを考えている人に魅力はありません。

それよりも、自分ができることを通して目の前の人を笑顔にしたい、役に立ちたいという思いが大事です。

利己や損得から脱して、相手に幸せになってほしいと本心から考えられる人間性が人を惹きつける力になる、という話でした。

会社を始めるとゴールがありません。

挑戦を続けることが経営である、という言葉は心に響きました。

 


最後に、読書をすることは優秀な経営者の必要条件であるという話がありました。

素晴らしい本と出会うと、何かに挑戦してみたくなるのだそうです。

江戸時代後期の教育者、思想家である吉田松陰の言葉が紹介されました。
(以下、吉田松陰の「士規七則」から抜粋)

「冊子(さっし)を披繙(ひはん)すれば、嘉言(かげん)林のごとく、躍々(やくやく)として人に迫る。顧(おも)うに人読まず。即(も)し読むとも行わず。苟(まこと)に読みてこれを行わば、則ち千万世(せんばんせい)といえども、得て尽くすべからず」

(書物にあふれる偉大な言葉は、人の気持ちを奮い立たせる力がある。しかし、今の人々は書を読まず、読んでも実行しない。もしもきちんと読んで実行したならば、千万世といえども受け継ぐに足る偉大な教えがある。ああ、何をか言うべきか)

引用サイト:住吉神社
http://www.sumiyoshijinja.net/gekkan/gekkan_27_03.html

私も、ただ書籍を読んで満足するだけではなく、それを実行する人になっていきたいと思いました。

 

漫才師に学ぶ伝えるための技法

先日、

「漫才師に学ぶ伝えるための技法」

という講座を受講しましたので、今回はその話を紹介いたします。

参考サイト:東京理科大学 オープンカレッジ
https://web.my-class.jp/manabi-tus/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7792900


講師は、東京理科大学教授の井藤元 氏と、漫才師の木曽さんちゅう 氏です。

井藤 氏は、教育哲学が専門で、松竹芸能とコラボした「笑育」(漫才と教育の掛け合わせ)や毎日新聞社とコラボした「記者トレ」(伝える力の育成)、そのほか落語やミュージカルと教育を掛け合わせた表現プログラムを開発する活動をしています。

木曽さんちゅう 氏は、以前はWコロンというお笑いコンビで活動していて(相方はねづっち)、今は司会や講演会、お笑いなどピンで活動しています。

本講座では、漫才というお笑いの技術を生かして、相手にいかに伝えるか、ということを学んでいくことを目的としています。

 

 

講座は2日間で、1日目は主に「一 対 一」での伝え方、2日目は「一 対 多」での伝え方という構成でした。

まず1日目ですが、主に3つのことをやりました。

一つ目はOHカードというインスピレーションカードを使って、出てきたものを受け入れてつなげていく、ということをやりました。

OHカードは世界中で愛されているインスピレーションカードであり、現実と表象の世界を結ぶメタファーカードです。

引用サイト:OHカード・ジャパン
https://ohcardjapan.thebase.in/

ランダムに脈絡のないOHカードが表示される中、3人一組となって一人3分くらいでストーリーを作り、次の人は前の人の話を生かしながら新しいストーリをつないでいくというものです。

ここで求められているのは、相手が受け取りやすい球を投げること、否定しないこと、アイディアを受け入れてそれに乗っかるということでした。

一番まずいのは何も話をしないことで、意味不明なOHカードが出てきても、想像力を生かして何でもいいから話をつくる、という力が必要となります。

私の時は木にロープが巻き付いているOHカードが出てきましたが、前の人の話を生かしつつ、なんとか次の人へつなぐことができました。

 

 

二つ目は「偏愛マップ」という、自分の好きなものをできるだけ具体的にひたすら紙に書くということをやりました。

これは初対面の人と仲良くなる方法で、書いたあとは講座に参加しているメンバーとお互いの偏愛マップを交換して、5分間対話をしました。

これを2回やったのですが、
1回目はフルートを習っている方と音楽の話をしたり、猫の動画の話をしました。
2回目は相撲の大の里の話や、野球の話をしました。

対人関係における会話のきっかけは、相手との接点を見つけることで、接点があれば距離を縮めやすくなります。

接点を増やすキーワードとして、「同感」と「共感」というキーワードが出てきました。

自分も好きで相手の意見や考えにそのまま賛成するのが「同感」、自分は興味がなくても相手の感情や考えを理解しようとするのが「共感」で、どちらでも相手との会話のきっかけになります。

 

 

三つ目にやったのは「自分自身を知る」ということです。

歌舞伎界の用語で「仁」(ニン)という言葉があり、その人らしさを意味しています。

つまり、自分らしさを知ってそれを磨くのが重要だという話です。

自分らしさを知る方法として、「ジョハリの窓」を使って、自分が知っている自分と、自分が知らない自分を知るためのワークをやりました。

参考サイト:kaonabi ジョハリの窓とは?【わかりやすく解説】具体例、ワーク、4つの窓
https://www.kaonavi.jp/dictionary/johari/

初対面の相手5人と組んで、その人がどんな風に見えるのかを順番に伝えていきました。

その結果、自分の知らない側面にも気付くことができるということでした。

 

 


2日目も3つのことをやりました。

一つ目がグループトークを盛り上げる、というワークです。

木曾さんちゅう氏が司会役で、あるテーマに従って5人がそれぞれ話をする、という内容でした。

私の時のテーマは「夏休みの旅行」でした。

自分自身は話を振られる側だったので聞かれたことに答えるだけでよかったのですが、司会役は色々なことを考える必要があります。

 

・できるだけメンバー全員に等しく話しかけて話題に入りやすくする

・挙手や拍手をうまく利用する

・横のつながりを作って勝手に話が広がるような工夫をする

 

といったコツを教えてもらいました。

 

 

二つ目はプレゼンの極意として「食レポ」をやりました。

これは、各自が何かしらの食べ物を持ち寄り、それを見ている人たちに伝えるというものです。

 

・最後まで聞いてもらうためにキラーフレーズを入れる

・味以外の五感も生かして伝える

・言葉以外の表現(表情、身振り手振り、声のトーン、視線など)もうまく使う

・伝えたいことの優先順位を決めて詰め込み過ぎない

 

といったコツを教わってやってみました。

もちろん初めての経験だったのであまりうまくできませんでしたが、楽しめました。

 

 

最後は木曾さんちゅう氏と漫才をやりました。

あらかじめ台本があったのですが、行きたい場所や、その理由、ボケるところなどは各自で考えることになっていました。

これも初めての経験でしたが、相手と呼吸を合わせたり、間をとったりということを即興でやるのは難しかったです。

さて、講座全体の感想ですが、普段あまりやらないことばかりだったので新鮮でした。

普段の鍼灸マッサージ師としての私の仕事は「伝える」よりも「聴く」ことの方が多いので、伝えることについて改めて考えるきっかけになりました。

今後の臨床の経験に活かしていけたらいいなと思います。

 

中小企業のカスタマーハラスメント対策セミナーを受講しました

先日、

「第1回中小企業のカスタマーハラスメント対策セミナー【東京都カスハラ防止条例解説編】」

という講座を受講しましたので、今回はその話を紹介いたします。

講師は、東京都カスタマーハラスメント防止ガイドライン等検討会委員で、公益社団法人消費者関連専門家会議専務理事の齊木茂人 氏です。

本講座の目的は、

「カスタマーハラスメント(以下、カスハラ)を正しく理解し、安心して働ける環境をつくる」

ことです。

ただし、前提として多くは善良な顧客であり、その声を商品・サービスの改善、開発さらには経営に活かすこと必要であるため、安易にカスハラと決めつけないことが大事だという話がありました。

 

 

昨今、カスハラの増加に伴い、労働施策総合推進法の施行、改正が行われるとともに、他にも多くの業種で改正が行われているそうです。

・国土交通省が道路運送法などに基づく省令を改正
→タクシーやバスの運転手を対象とした車内での氏名掲示義務を廃止

・労災認定基準評価表の改正
→心理的負荷による精神障害の認定基準にカスハラが追加された

・旅館業法の改正
→カスハラを行った者の宿泊を拒むことができる

 

 

6月末には、三重県桑名市でカスハラ条例施行後、初めて認定される事案が発生して話題になりました。

桑名市公式サイト:概要の公表
https://www.city.kuwana.lg.jp/shoko/shigoto/cusharaboshi/gaiyokohyo.html

NHK 三重 NEWS WEB :三重 桑名市「カスハラ」条例施行後 初めて認定 概要を公表
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20250630/3070015576.html

 

東京都のカスハラ防止条例第2条では、以下のようにカスハラを定義しています。

「顧客等から就業者に対し、その業務に関して行われる著しい迷惑行為であって、就業環境を害するものをいう」

ここで書かれている「著しい迷惑行為」には以下の二つがあります。

・要求内容が不当(高額賠償、理不尽な要求など)
・行き過ぎた行為(脅迫、暴言など)

この「著しい迷惑行為」によって、「就業環境を害する」ものをカスハラとしているそうです。

カスハラに対して、企業としては基本方針や相談体制、場面別の対応方針を作成するなどの取り組みが必要となってきます。

 

 

また、クレームがカスハラにならないよう、未然防止を行うことが重要ということでした。

クレームへの初期対応として、顧客に寄り添いながら、要求内容や事実確認を行い、対応内容の記録や情報共有を行う必要があります。

特に以下の四つの話は勉強になりました。

①否定しない
②限定謝罪を用いる
③できること、できないことを明確にする
④選択肢を示す

また、カスハラかどうか判断が難しいケースの場合には、具体的な時間や回数、発した言葉、要求内容から客観的に判断を行っていきます。

事業者側が真摯に対応したにも関わらず、著しい迷惑行為が収まらない場合、就業者の安全を確保するとともに、対応の中止や退去命令の必要性を検討する必要があります。

 

 

ほかにも、嫌がらせ目的のSNSや口コミに対する対応方法の話が聴けたのもよかったです。

・ユーザー名、URL、投稿日、投稿内容などをスクリーンショットで保存し、脅迫を伴う内容の場合、第三者(弁護士・警察など)に相談する

・総務省が支援している「違法・有害情報相談センター」に相談する

・SNSプラットフォームへの通報・削除依頼を行う

・プロバイダ責任制限法に基づき発信者情報開示請求を検討する

私は個人事業主なので、カスハラに関しては基本的に自分自身が主体となって対応しなければなりません。

どんな行為がカスハラで、どんな対応をを考えていく必要があるのか、勉強になりました。