頭痛

頭痛の場合、急性頭痛と慢性頭痛の切り分けが大事になると考えています。

急性頭痛の場合、緊急性が高いため、当院での治療は行わず病院の受診をすすめます。
慢性頭痛の場合は当院での治療対象となります。

頭痛の原因は、交通事故、首肩の過度な緊張、生理に伴うもの、心理的ストレスなどがあります。

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治療の進め方

1.病院へ紹介すべきかの判断

まず経緯や経過をお聞きし、状態を観察して、病院に紹介すべきかの判断をします。

以下のような症状がある場合、当院では治療を行わず病院の受診をすすめます。

(例)
 明らかな頭部外傷がある
 発熱な頚部硬直がある(髄膜炎疑い)
 突然発症で今までに経験したことがない最大の痛み(クモ膜下出血疑い)
 視力障害や神経症状がある

2.治療

緊張性頭痛の場合と片頭痛の場合とで方針を分けて考えています。

①緊張性頭痛

頭全体が重くなってきて締め付けられるような痛みで、頭の周囲の首、肩の筋肉の緊張によるものです。

首、肩の緊張はPCや携帯を使う時間が長くなってきたことによるものや運動不足によるものが多いです。

人間の頭は5~6キロあり、下を向いている状態が長く続くと、特に頚部の負担が大きくなり痛みにつながっていきます。

そのため、背骨の歪み、筋肉の緊張を整えながら、「頚部の長さ」、「頭との関係」を患者さんと一緒に考えていきます。

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②片頭痛

ズキンズキンという拍動性の痛みで嘔吐や吐き気を伴ったり、光や音に敏感になったりする痛みです。

まず楽な姿勢になって頂きます。
片頭痛は痛みの程度が強いことが多いので、全体的な刺激は少なくします。

マッサージで血行が良くなるとかえって悪化することもあるため、体全体の疲れをとったり痛みの伝達を抑えるような鍼治療を中心に行います。

少しずつ痛みが軽減してきたら、ゆっくり体を動かしていきます。
患者さんごとに痛みの強さやできることが違うので、その都度、状態に応じたアドバイスを行います。

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