腰痛

腰痛の原因は様々です。

運動不足や腰に負担がかかる動作の積み重ね、骨盤のゆがみ、内臓疾患、心理的ストレスなどがあります。

また、慢性的な腰痛もあれば、いわゆるぎっくり腰といわれる急性腰痛もあります。

治療の進め方

1.病院へ紹介すべきかの判断

まず経緯や経過をお聞きし、状態を観察して、病院に紹介すべきかの判断をします。

以下のような症状がある場合、当院では治療を行わず病院の受診をすすめます。

(例)
 膀胱直腸障害(排便や排尿に支障が出る状態)
 叩打痛で痛みが出る(圧迫骨折疑い)
 下肢の麻痺(足に力が入らない)
 思い当たる原因もなく安静にしていても痛む

2.治療

急性腰痛の場合と慢性腰痛の場合とで方針を分けて考えています。

①急性腰痛の場合


◎痛みを軽減して動かせるようになることを最優先で考えます。

まずは楽な姿勢になって頂き、どの程度動かせるのか、どうしたら痛むのか診ていきます。

痛む場所を強く刺激するとかえって痛みが強くなることがあるため、痛む場所はほとんど刺激しません。

それ以外の場所(特に臀部や下肢)をうまく刺激したり、動かしたりしていくことで症状を改善していきます。

physiotherapy
少しずつ痛みが軽減してきたら、寝た状態からの起き上がり方や体の使い方をお伝えします。

患者さんごとに痛みの強さやできることが違うので、その都度、状態に応じたアドバイスを行います。

また、置き鍼やテーピング等を使いながら少しでも痛みの軽減を目指します。

②慢性腰痛の場合


◎骨盤や背骨の歪み、筋肉の緊張をを少しずつ整えながら腰に負担がかからない体の使い方を考えます。

慢性腰痛は長い期間をかけて痛くなってきたものなので、すぐに改善するのは難しいです。

そのため、患者さんの体に

    「ここが変かもしれないよ」
    「ここが緊張しているかな」

と働きかけながら少しずつ改善していきます。

また、今以上に悪くならないようにする、また再び痛みが出にくくするため、
普段の立ち方、座り方や姿勢に関して、

    「こうしたら楽かも」
    「この方がスムーズに動ける」

といった状態を患者さんと一緒に考えていきます。

そのほか、その患者さんに合った腰痛予防の体操や寝起きの動かし方をお伝えしていきます。

stretching pull


 

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