2025年3月に3回目のピアノの発表会があるのですが、ソロの演奏曲がミシェル・ルグラン作曲の「シェルブールの雨傘」という曲になりました。
これは1964年に公開されたミュージカル映画「シェルブールの雨傘」に使われていた楽曲です。
私が「シェルブールの雨傘」の楽曲を知ったのは、「鬼が弾く 左手のピアニスト 舘野泉」というTV番組で、舘野泉さんと藤田真央さんが連弾で「シェルブールの雨傘」を演奏しているのを聴いたのがきっかけでした。
素敵な曲だなぁと思って、いつか演奏してみたいと思ったのです。
参考サイト:鬼が弾く 左手のピアニスト 舘野泉 86歳、新たな音楽への挑戦
https://www.nhk.jp/p/ts/2K86JQXP68/
現在、発表会に向けて鋭意練習中ですが、年末年始の休みの間に、映画「シェルブールの雨傘」を観てみました。
アルジェリア戦争が続くフランスの港町シェルブールが舞台で、自動車修理工の青年ギイと傘屋の娘ジュリビエーブは結婚を誓い合った恋人同士でしたが、ギイに送られてきたアルジェリア戦争の徴兵令状が2人の人生を大きく翻弄する切ない物語です。
参考サイト:ウィキペディア:シェルブールの雨傘
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E9%9B%A8%E5%82%98
セリフが全てメロディになっていて、演者が歌いながらセリフを話して物語が進んでいきます。
映画の中では、何度も「シェルブールの雨傘」の切ないメロディが流れてきて、二人の哀しみが痛いほど伝わってきました。
この曲は抑揚がとても大事で、後半になるほどメロディの幅が増幅していきます。映画を観たからと言ってピアノが上手に弾けるわけではないと思いますが、観た方がより感情面や抑揚が理解しやすいかなと考えました。
さて、今回「シェルブールの雨傘」を弾くにあたって、私の中では大きく二つの課題があります。
①ペダルを50回くらい踏む
今まで練習してきた曲ではペダルを踏むことはほとんどありませんでした。
今回は音を伸ばして余韻を残す必要があるため、踏んで、離して、踏んで、離してを繰り返します。
これがなかなか難しくて苦戦中です。
②サビのメロディの抑揚を意識して弾く
前述したとおり、演奏の序盤、中盤、終盤でメロディの幅が増幅していくため、抑揚を意識しながら弾く必要があります。
和音が多くてただ弾くだけでも大変なのに、抑揚も意識して弾くというのが私にとってはとても大変なのです。
発表会まで3ヶ月を切りましたが、なんとか弾けるように頑張ります。