私が退職を伝えた時期と理由

最近、「退職代行」という言葉をよく聞きます。

これは自分で退職の意向をを伝えるのではなく、従業員本人に代わり、退職の意向を会社に伝えるサービスのことを言うようです。

参考サイト:日本の人事部 退職代行とは
https://jinjibu.jp/keyword/detl/1726/

退職代行は、パワハラやセクハラなどがある職場では有効な手段だと思います。

 

 

ただ、職場の方やお客様と今後どこでご縁があるか分かりません。

そのため、できれば自分で退職の意向や理由、今までお世話になった方々への感謝を伝えて退職するのが個人的にはよいのかなと考えています。

そこで、今回は退職について、以下の二回に分けて書いていきます。

①私が退職を伝えた時期と理由
②他の人の退職で私が困ったこと

今回は「①私が退職を伝えた時期と理由」についてです。

私は社会人になってから今まで3つの職場を退職しました。(アルバイトは除く)

それぞれ勤務年数、退職時の役職、退職を伝えた時期と理由を以下に書きます。

 

 

(1)システムエンジニアの会社

この会社は12年半勤務しました。

役職は担当チーフで、やっていたプロジェクトには部下が二人いました。

退職理由は業種変換です。

システムエンジニアの仕事をやめて、鍼灸マッサージの仕事をやろうと一大決心をしました。

実は鍼灸マッサージの専門学校に通う時点で、会社にはその意向を話していて17時で帰らせていただけるよう調整したうえで仕事を続けていました。

 

参考ブログ:SEから鍼灸マッサージへの業種変更の決断理由
https://nishigahara4-harikyu.com/blog/reason-work-changed/

 

退職したのは2013年9月末で、退職の意向を伝えたのは半年前の2013年3月末です。

「鍼灸マッサージ学校の3年生になり、いよいよ卒業も近づいてきたので、2013年9月末で退職したい」

ということを上司と担当していたプロジェクトのリーダーに伝えました。

私が専門学校に通っていることは以前から伝えていましたので、特に引き留められることはありませんでした。

退職までは半年間あったため、私がやっていた業務の引継ぎ資料を作成しつつ後任の方に業務を説明しながら退職の準備をしました。

退職日にはお世話になった方々へ鍼灸マッサージ師になるために退職することと、これまでお世話になったことの感謝を伝えました。

ここでお世話になった方の中には、私が開業後に患者さんとして来て下さっている方もいるので、円満に退職できたかなと思っています。

 

 

(2)はり・きゅう・マッサージの治療院

こちらの治療院は2年3ヶ月勤務しました。

役職は平社員です。

退職理由はもっと多くの患者さんを診たかったからです。

一般的に自費の治療院は料金が高いので、患者さんが少ないのです。

また、スタッフも当時7名いたので、一人あたりの施術できる人数が少なくて今以上に経験を積むのが難しい状況でした。

そのため、もっと多くの患者さんが診られるところに転職しようと思いました。

退職したのは2015年12月末で、退職の意向を伝えたのは約3ヶ月前の2015年10月初旬です。

院長には

「色々な職場で経験を積むために病院に転職したいので退職したい」

と伝えました。

特に引き留められることはありませんでした。

ここでは私が一番最後に入ったスタッフだったので、業務上、私でないと分からないことはありませんでした。

患者さんの情報はカルテに書いているので、そのまま他の方に引き継いでいただく形になりました。

そのため、引継ぎという作業は特になく、予約表やパンフレットの印刷など、私がやっていた雑務を少し多めにやっておきました。

担当していた患者さんには1ヶ月前に退職することを伝えました。

何人かの患者さんには連絡先を聞かれたので、こっそりとお伝えしました。

ありがたいことに退職後も何人かの患者さんから連絡があったことは嬉しかったです。

退職日には院長およびスタッフの皆さんにお世話になったことへの感謝を伝えて退職しました。

 

 

(3)整形外科内科クリニック

こちらのクリニックは3年5か月勤務しました。

役職はリハビリ室長です。

退職理由は自分で治療院を開業するためです。

退職したのは2019年5月15日で、退職の意向を伝えたのは半年前の2018年11月9日です。

院長には

「自分で鍼灸マッサージ治療院を開業したいので、2019年の5月に退職したい」

と伝えました。

その際に院長からは

『佐藤さんは評判がよかったので、できればもう少し長く働いてほしかった』

というありがたい言葉をいただきました。

引継ぎは、リハビリ室の常勤職員とパート職員の方々に、私の担当患者さんの状態を伝えながら、こんな疾患の患者さんがきたらどんなことを考えて施術するか、といったことを助言しました。

また、リハビリ室が混雑したときの低周波、牽引機器、マイクロ波、マッサージ、理学療法などリハビリの順番の考え方を伝え、私がいるときにも他の方々に順番を考えてやってもらって、判断が難しいときには助言しながら対応しました。

 

 

担当していた患者さんには1ヶ月前に退職することを伝えました。

クリニックでも、何人かの患者さんには連絡先を聞かれたので、こっそりとお伝えしました。

退職日には院長、副院長、スタッフに現在開業準備中でこれから開業することと、これまでお世話になったことの感謝を伝えました。

ありがたいことに開業日には院長、副院長からお祝いのお花を贈っていただきましたので、円満に退職できたかなと思っています。

また、副院長先生からは

『鍼をやってほしいという患者さんには佐藤さんのお店を紹介するからね』

と言われたこともとてもありがたいことでした。
(クリニックは世田谷区で、私が開業したのは北区なので結構遠いのですが、そのお心遣いも嬉しかったです)

 

 

さて、今回は「①私が退職を伝えた時期と理由」を書いてみました。

ありがたいことに、どの職場もトラブルなく退職することができました。

どの職場でも突然退職するのではなく、ある程度時期に余裕を持たせて引継ぎをしっかりとしたこと、退職したい理由を明確に伝えたことがよかったのかなと考えています。

職場でのご縁が今でも続いてるケースもあるため、できればしっかりと手続きを踏んで退職するのがよいと思います。

次回に続きます。

→②他の人の退職で私が困ったこと


【この記事を書いた人】

photo 西ヶ原四丁目治療院 院長の佐藤弘樹(さとうこうき)と申します。
はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師の国家資格を持ち、病気の治療、予防のお手伝いをしています。

たった一人でも、「治療に来てよかった」と満足していただき、 人生を豊かに過ごすお手伝いをすることを理念としております。
お気づきの点や質問等ございましたら,どうぞご遠慮なくお聞かせくださいませ。

こんな症状の方が来院されています


関連記事


[カテゴリー]